ゴマダラチョウ飛来 ~チョウに見る人の愚かさ~
庭の梅ノ木には
シジュウカラ用に
ひまわりの種入れ、
メジロ用に
薄めた蜂蜜液入れ、
そして、
シジュウカラ用の巣箱が設置してあり、
さらに、
木の根元には、
それらの小鳥たち用に
きれいな水を満たした
水盤も置いてあるが、
その梅ノ木の蜂蜜液入れに
今日は
珍しい、
初めての来訪者があった。
「ゴマダラチョウ」。
ひらひらと
上空を飛びながら、
上から見ると
雨除け用の天井と
梅の葉に隠れているこの蜜が
どうやって見えたものか、
花弁などない蜜液入れに、
直接この蝶は舞い降りてきた。
いつもはメジロ専用。雨除け用の黒い屋根付き。
だけど
お腹がすくと
シジュウカラもスズメも、
時々はやってくる。
小鳥のエサになるかもしれない、
危険といえば
こんな危険な場所に、
舞い降りてきたゴマダラチョウ。
ゴマダラチョウとは
ゴマのような斑点のある
マダラ模様の蝶のことで、
漢字で書くと
「胡麻斑蝶」と書き、
正確な読みは
「ゴママダラチョウ」のはずなのだが、
マの字が重複しているので、
1つを略して
「ゴマダラチョウ」と呼ぶ。
だけどこのチョウは
ゴマの模様も
マダラ模様もない。
白地に
黒っぽい線が入っているだけ。
これがどうしてゴマダラチョウ?
本当のゴマダラチョウをご覧ください。
こんなに黒っぽいところが多くて
羽を広げると、
マダラ模様もあるチョウです。
実は
我が家に飛来したのは、
白化したゴマダラチョウの
多分春型のメス。
なぜこんなにわざわざ白化するのか。
この白化ゴマダラチョウは
マダラチョウ科の
オオゴマダラにそっくりです。
マダラチョウの仲間の
アサギマダラ、
カバマダラ、
オオゴマダラなどは、
体内に毒を持っており、
鳥たちがこれ等の蝶を食べると、
確実に食中毒症状をおこすので、
ほとんどの鳥たちが
それを知っていて
マダラチョウの仲間の蝶は
決して食べない。
ゴマダラチョウは、
名前こそマダラチョウに似ていますが、
マダラチョウ科ではなく、
タテハチョウ科で、
体に毒はありません。
ゴマダラチョウのメスが
白化する理由は、
メスが鳥のエサになると、
種が絶える危険があるため、
春型のメスは、
毒のあるマダラチョウに擬態をして
身の安全を守っているものと思われます。
そんなチョウですので、
小鳥たちの来るこんな危険なところにでも、
餌を求めて飛んでこれるのですね。
このチョウは
白化しているため、
シロチョウの仲間にも似ています。
そのシロチョウも、
鳥にとっては非常にまずい味がして、
鳥たちはやはり
シロチョウをとって食べようとはしないようです。
自分の身を守る知恵を出すような
頭脳がどこにあるのかわからない
こんな小さなチョウでも、
自分の身の危険は
本能的に察知して、
そしてその危険を避ける手段を
長い間に身に付けてきているのに、
人は
知恵があるみたいな顔をして、
地球上の生き物を
何度でも全滅させることのできる
原発などから出る
放射性核物質や
核爆弾など、
際限なく地球上にため込んでいる。
チョウにも劣る愚かさ。
人も
自然の一員であるということを、
早く認識しなければ、
地球の生き物には
破滅のみが待っている。
人の欲とは
ヨクヨク恐ろしいものである。







