ヤブツバキ無残 ~ヒヨドリの貪欲さ~ | Totoronの花鳥風月

ヤブツバキ無残 ~ヒヨドリの貪欲さ~


桜の便りもちらほらと聞かれるこの頃、


庭のヤブツバキが


開花の時期を迎えた。




蕾の姿がふくよかで、


真っ赤な花の開花が待たれる。



Totoronの花鳥風月-yt1


半年がかりで、


枝先に蓄えたエネルギーを


一気に花に注ぎ込んで、


にじみ出るような血の結晶。





そんな気がする


ヤブツバキの蕾。


Totoronの花鳥風月-yt3


桜の春を前に


はじけるような様子を呈する。






ここまで来ると、


もう開花は


あすかあさって。


Totoronの花鳥風月-yt2



筆者は


このヤブツバキを


メジロを寄せるために植えたのだが、


最初はその役目を


十分に果たしてくれた。



Totoronの花鳥風月-yt4



管理が行き届くように


2mほどの高さで


頭を止めてある。




そのメジロは、


すでに我が家の庭の住人となり、


毎日夫婦で飛んできてくれている。



Totoronの花鳥風月-yt8


今では、


ヤブツバキが咲くより早く、


梅ノ木に取り付けた蜜液を飲み、


時々こうして


梅の花の蜜も吸う。





そのヤブツバキは、


2、3日後に開花したのだが、


花が全開するのを待たず


このありさま。



Totoronの花鳥風月-yt5

にっくきはヒヨドリである。





花が咲く前に、


水浴びに来るヒヨドリを、


水浴びをするだけなら


ヒヨもかわいい、と


来るのを拒まなかったものだから、


来たついでに、


今にも咲きそうなツバキを、


片っ端から食いちぎって去っていく。



Totoronの花鳥風月-yt6


余りといえば余りの仕打ち。




やはり、


水浴びに来た時に


来るな、と追うべきだったのだろうか。




昨年までは


ツバキの木に


すっぽりと防鳥ネットを張って


食害を防いでいたのだが、


自由に咲かせると


とてもまともには開花できない。



Totoronの花鳥風月-yt7


花弁を食べるのか、


それとも


蜜を吸うために花弁をちぎるのか知らないが、


何とも無残。




しかし椿には、


このように食い荒らされても、


毎年きっちりと種ができているから、


花はそれなりの役割を果たしているのだろうが、


鑑賞するつもりの家主には


恨めしくてならない。




隣の家に咲く


八重咲きの椿には、


ヒヨドリは目もくれない。





彼らは


一目見ただけで、


その花がおいしい蜜を持っているか、


もしくはおいしい花弁をしているか、


分かるらしい。




生きるためとはいえ、


素晴らしい眼力を備えていることよと


感心するのだが、


もう少し位は


手加減をしてくれないかな。