メジロの寒中水浴 ~残雪と小雨の中~
シジュウカラと
メジロは
スズメよりも
ずっと清潔好きであることは
いつも書いていますが、
先日は
メジロが
残雪の中での
水浴びを見せてくれました。
熱伝導率の高いコンクリートと地面の雪は
ほとんど融けていますが、
熱伝導がほぼゼロの
芝生の上の雪は
まだ残っています。
小雪が
ほとんど小雨に変わってきている時の
メジロの水浴び。
1、2度浴びた後の姿ですが、
それでもまだ浴びたそうです。
水の中に飛び込んで、
思いっきり全身で羽ばたきます。
肌がぬれないので、
余り冷たさは感じません。
メジロは
シジュウカラよりも用心深いので、
こうして縁にとまっては
周りに危険が迫っていないかどうかを確認します。
大丈夫だとわかったら
また水の中へ。
最初から、
危険はないと判断しての水浴びですが、
過去の延長が未来ではないことを
メジロは良く知っています。
「一寸先は闇」。
よく使われる言葉ですが、
1寸の寸は
長さの単位で
時間の単位ではありません。
1寸は1尺の10分の1。
約3cm。
今が闇なら
3cm先も闇ですが、
今が昼間なら
3cm先も闇ではなく昼間です。
でも、
ここでいう1寸先とは
時間的な感覚で、
これから先のことを表現していることは
皆さんもご承知の通りです。
あえて言うなら
「一瞬先は闇」、の方が
言葉としては適切ですが、
でも、
それでは間違いになります。
さてメジロ。
一寸先は闇であることを
しっかりと承知していなければ、
油断は
彼らにとっては死を招きます。
ついでに
「油断」とは
油を断つ、と書きますが、
これがどうして
注意を怠ることの意味になるのか。
出所は、
「北本涅槃経」22。
「王、一臣に勅す、
一油鉢を持ち、由中を経て過ぎよ、
傾覆することなかれ、
もし一滴を棄せば、まさに汝の命を断つべし」
からといいます。
残雪の残る小雨の中、
隙を見せずに水浴びをするメジロの様子。
そして、
言葉遊びでした。





