オキザリス開花 ~桃の輝きとバーシカラー~
時期が来れば、
花は自然に咲くので、
咲いたからと言って大騒ぎするほどのものではないが、
やはり時期が来て、
その花が咲いてくれると
うれしい。
これから、
ほとんどの花は冬仕度をしようという時に
おもむろに咲きだす花。
「オキザリス」。
カタバミの仲間なので、
日本では
雑草の仲間に入れられそうだが、
花が咲くと
それなりに美しい。
私は、
どうしてもこの名前に
「置き去りにする」イメージが湧いて、
今一つ馴染めないが、
花は洒落ている。
二鉢とも、同じオキザリス。
左の赤い花が
「オキザリス・桃の輝き」。
右の白い花が、
「オキザリス・バーシカラー」。
まず
「オキザリス・桃の輝き」 を見てみよう。
美しい色合いである。
開花して、
いよいよその色合いが輝きを増す。
花は、
どんな花でも裏表がなく、
表から見た姿が、
そのまま裏の姿。
人と花の違いが顕著なところである。
みなさんの中で、
表裏で違いのある花を、
ここですぐに思い浮かべられる方が
おられるでしょうか。
なかなか思い浮かばないと思いますが、
それ程自然は
表裏がない。
さて、
もう一つの
「オキザリス・バーシカラー」。
純白の
心が洗われるような花である。
ところが、
この花の洒落たところは
裏側にある。
裏側のデザインをご覧ください。
上からは見えないところで、
この洒落よう。
一体何のために
こんなに洒落たデザインをしているのだろうか。
人であれば、
ジャケットの表地は
普通の白ながら、
裏地に紅白の渦巻き模様。
見せるためではなく、
己の自己満足のために洒落ているような
そんな花。
バーシカラーとは
「たくさんの色」という意味があるようだが、
単色で咲く花が多い
カタバミの仲間で、
2色の色を持つのはこれくらいなので、
他から見ると
うらやましいくらいの、
多色の花に見えたのかもしれない。
カタバミの仲間、
置き去りにする花ではなく、
オキザリスの花。
こんな洒落た花もある。
しばらくすると、
鉢を覆うほどの花数になり、
美しさもいや増す。
この自己満足は、
高慢ではなく、
己の豊かさを人知れず誇る
ゆとりであるような気がする。
仮に裏表があっても、
裏が表より、
もっときれいならば許せる。
人もしかり。




