シジュウカラの住環境調査 ~人の放射能への対応に思う~
夏の終わり、
武蔵野には、
先日
待ちに待った雨が降った。
実に面白い降り方。
間欠的な土砂降り。
土砂降りの雨が降ったかと思うと
次の瞬間日の射す天気。
晴れるのかと思いきや、
またも土砂降り。
そのような降り方が
2日間続き、
雨の合間の、
ご存知我が家の梅の木。
シジュウカラの動きに変化が見られる。
繁殖期でもないのに、
巣箱に興味を示している。
いずれここに
春には営巣するのだからと、
雨の後の観察のようだ。
激しい雨でも、
雨漏りがしないことを
しっかりと調べている。
中を覗いて、
そして中に入り込む。
営巣する場所が、
雨に濡れてしまうようなところでは、
ヒナは育てられない。
この梅の木には
毎日、
メジロも夫婦で飛んでくる。
このうすめた蜜液が目的なので、
シジュウカラとのいさかいはない。
シジュウカラも
メジロは気にせず巣箱の調査。
次の瞬間中へ入り込み、
雨漏りの様子をチェックする。
しばらくすると外へ出てくる。
出て来た後も、
ここにしばらくとどまって
あちこち調べているのだが、
今度は違う来訪者。
「おい、そこは俺の家だよ」 と下を覗きこむ。
覗いている先の
巣箱の上にはスズメがチョコン。
スズメは、
木の上の巣箱には余り興味はないのだが、
地面を跳びはねるスズメにとっては、
木の枝よりもここの方が居心地がいい。
でも、
この巣箱に営巣するシジュウカラにとっては、
ここは自分の縄張り。
長居をしないメジロは余り意識しないが、
スズメはこの木で遊んでいくので、
時々こんな睨み合い。
「おい、そこはおれんちだからな」
「そんなこと言われたって、ちょっとここで休んでいるだけだよ」
こんな会話が交わされたかもしれない。
営巣しようと調べている時は
シジュウカラは夫婦でいるから、
1羽のスズメは気後れして
その場を離れる。
かくしてシジュウカラの縄張りは守られた。
営巣は春まで待たなければいけないはずだが、
こんな時期から、
ここを自分の巣箱にしようと、
もう早々と動き始めている。
スズメと違い
巣箱を毎日の住居にはしないシジュウカラだが、
常日頃から、
営巣の場所の調査は怠らない。
ヘビは来ないか、
猫は来ないか、
イタチはいないか、
雨漏りしないか、
日射しはどうか、
風には大丈夫か、
調べることはいろいろあって
調査は微に入り細に入る。
親の判断の甘さから、
ヒナたちが
幼くして亡くなるようなことになっては、
命をかけた子育てが、
全くの無に帰してしまう。
放射能に汚染された地域で過ごす人々も、
これから育つ子供達のために
充分安全な食と住の環境を選んで欲しい。
何年か後の
育ち盛りに
子供たちが発症して苦しみ始めたら、
子供に対して、
なんともお詫びのしようがない。
放射能の影響を
甘く見たり、
うちは大丈夫だろろう、などという
楽天的な判断をしたらいけない。
学者や政治家は
自分のことではないので
無責任はことを平気で言うが、
放射能に
安全基準値はないと思った方が良い。
親の判断が
将来の子供の生死を分ける。
親の責任は
それ程重大である。








