ミセバヤは今 ~不死鳥のごとく~
「ミセバヤ」
現在の姿です。
「だれに見せばや(だれに見せようか)」、という気持ちから
このような名前が付いた植物だが、
いつの時期をもって
だれに見せばや、と思ったのだろうか。
そのように考えながら
1年を通して観察していると、
その意味は
秋にあったことが明確になった。
秋のブログでもご紹介しましたが、
その時の姿をご覧ください。
「ミセバヤ」
多肉植物で、
こんな見事な変化を遂げる植物を
私は知らない。
まさに燃え上がる炎の色。
その燃え上がり方は尋常ではない。
普通の紅葉は
葉だけが赤くなり、
そして葉だけが散るのだが、
ミセバヤは
株全体が燃え上がり、
そして茎も含めて
全体が燃え尽きてしまう。
そして
その燃え尽きた株の根元には、
不死鳥のごとく
次の命が蘇っている。
この小さな命を付けたまま、
厳しい冬を越し、
春にそれぞれの芽が伸び出して、
今に至ったのが、
冒頭の写真である。
これから後、
11月にはこのように、
可愛いピンクの花を
枝の先にびっしりと付ける。
その花が終わると
株元の方から少しずつ燃え始め、
12月には
わが身を燃やしつくすほどに燃え上がり、
そしてすべてを燃やしつくして、
次の世代に命を託す。
見事というしかない。
そのミセバヤは
今ごく自然な装いで
穏やかな日々を送っている。
もうすぐ来る
燃え上がる秋を静かに待ちながら・・・。
人も
人生の中で、
燃え上がるべき時を違えずに
しっかりと燃えて生きたい。
そして
後悔なく次の世代に命を託せたら、
あとは穏やかな人生が送れると、
私はそう信じている。



