ミセバヤは今 ~不死鳥のごとく~ | Totoronの花鳥風月

ミセバヤは今 ~不死鳥のごとく~


「ミセバヤ」



Totoronの花鳥風月-mise3


現在の姿です。






「だれに見せばや(だれに見せようか)」、という気持ちから


このような名前が付いた植物だが、


いつの時期をもって


だれに見せばや、と思ったのだろうか。





そのように考えながら


1年を通して観察していると、


その意味は


秋にあったことが明確になった。






秋のブログでもご紹介しましたが、


その時の姿をご覧ください。



Totoronの花鳥風月-mise1


「ミセバヤ」



多肉植物で、


こんな見事な変化を遂げる植物を


私は知らない。





まさに燃え上がる炎の色。




その燃え上がり方は尋常ではない。




普通の紅葉は


葉だけが赤くなり、


そして葉だけが散るのだが、


ミセバヤは


株全体が燃え上がり、


そして茎も含めて


全体が燃え尽きてしまう。






そして


その燃え尽きた株の根元には、


不死鳥のごとく


次の命が蘇っている。



Totoronの花鳥風月-mise2


この小さな命を付けたまま、


厳しい冬を越し、


春にそれぞれの芽が伸び出して、


今に至ったのが、


冒頭の写真である。







これから後、


11月にはこのように、


可愛いピンクの花を


枝の先にびっしりと付ける。



Totoronの花鳥風月-mise4



その花が終わると


株元の方から少しずつ燃え始め、


12月には


わが身を燃やしつくすほどに燃え上がり、


そしてすべてを燃やしつくして、


次の世代に命を託す。






見事というしかない。







そのミセバヤは


今ごく自然な装いで


穏やかな日々を送っている。





もうすぐ来る


燃え上がる秋を静かに待ちながら・・・。







人も


人生の中で、


燃え上がるべき時を違えずに


しっかりと燃えて生きたい。





そして


後悔なく次の世代に命を託せたら、


あとは穏やかな人生が送れると、


私はそう信じている。