ミニバラ「ドーラ」 ~仲間をしのんで咲く花~
たびたび登場してもらっているので、
みなさんもご記憶だと思うが、
ポールセンローズのミニバラ、
パレードシリーズの
「ドーラ」。
すでに栽培は終了し、
世に出ているものだけになっている。
ミニバラは、
胡蝶蘭などと同じで、
咲いている時にもてはやされたら、
1シーズンで命を終える
はかない命の花として扱われているものが多い。
バラを植えてある
家庭の庭を覗いても、
ミニバラが繁栄しているところを
見たことがない。
我が家に来た植物は、
一年草でない限りは、
それなりに命を永らえさせているが、
このミニバラは、
もう二度の冬を越した。
2012年6月6日の姿。
2010年に頂いた時には、
写真の鉢に5株も寄せ植えしてあったのだが、
余りにもギュウギュウ詰めでかわいそうだったので、
翌年に時期を見て一株ずつに株分けした
その一株がこれである。
小さな株なのに、
たくさんの花をつけてくれた。
その2日後の写真をご覧いただきたい。
2012年6月8日の姿。
左上と一番左の蕾を除いて、
他のすべての花は、
右下から伸びている
一枝に咲いている花である。
ミニバラなれど、
結構力がある。
そしてこのミニバラの
最大の特徴は、
真ん中で一番最初に咲いた花みたいに、
ダリアのように
ポンポン咲きになってからが、
結構花の寿命が長いことである。
普通のバラは、
花びらが開ききったら、
時を待たずにバラバラと、
いわゆるバラの花の散り方をするのだが、
このミニバラは、
花びらがしっかりと結びついていて、
バラバラと散ることがない。
ダリアのように寿命が長く、
いよいよという時には、
花が丸ごと萎れてくる。
もちろん
現実的にはそうなる前に切ってやるのだが、
小さいながら、
なかなか根性のある花である。
見てくれる人のためではなく、
己の誠を自然に咲く、
そんな花は
どのような姿であっても美しい。
それは人も同じ。

