バラ・ピエールドロンサール ~ほのかなピンクの魅力~
狭い庭なので、
幾らも植える場所はないのに、
どうしてもピンクのバラが欲しくて、
近くのバラ園に買い求めに行ったのは、
もう何年も前のことで
正確な年は記憶にない。
そのバラ園で
この花を見た時に、
得も言われぬほのかな色合いに、
完全に一目惚れ。
早速買い求めて地植えにしたのだが、
花の蕾が大きい割には
その花を支える茎が細くて、
みんな下を向いてしまう。
「ピエール ド ロンサール」
この写真も、
上から撮った写真ではなく、
この程度の開花で茎が横に曲がっているため、
横からの撮影でも、
上から撮ったように見えるありさま。
何でこのバラは
こんなに華奢なのだろうかと
不思議に思っていたら、
ある時に読者に教えていただいた。
このバラは
蔓バラなのだと言う。
なるほどそれで納得である。
ピエールドロンサールは、
高いゲートの上に這い登らせて、
高い所にたくさんの花をつければ、
下から眺めても絶景を演出する。
眺める人のために
そのように改良されたのかどうかは知らないが、
蔓バラは
絶対に下向きか横向きに咲いてくれた方が
見る人にとってはありがたい。
我が家では
広い場所がないので、
普通の株立ちのバラとして育てているが、
低い所に花をつけると、
奇麗なアングルで眺めるのに苦労をする。
私のバラの好みは
あくまでも高芯剣弁咲きの花なので、
この花の咲き方は
私の好みではなく
普通だったら買い求めることはないのだが、
しかし
蔓バラとも知らずに買うほど、
このピンクの絶妙な色合いに
参ってしまった。
前のブログと同じ構図の写真だが、
こちらはストロボをたいて撮ってあるため、
クリスチャンディオールと
スーパースターは
若干色飛びしているが、
ピエールドロンサールのピンク色は
奇麗に出ている。
写真下のように咲いてしまったら
もう私のお呼びではないが、
上のつぼみの状態から、
もう少しだけ花びらが
ポロリとほどけた辺りまでは、
吸いつくような白い肌をピンクに染めた
うら若き美人に見えて、
たまらない。
ボタンともシャクヤクとも見えるような、
バラ本来の咲き方ではないけれど、
それでも、
唯一許せるバラの花。
それがピエールドロンサール。
色気が勝った花である。

