早朝の小鳥たちの情景 ~いろいろなドラマが展開~
シジュウカラが、
突然の巣立ちをして、
見送ることができなかったショックで、
少し寂しさを味わっていても、
時は変わりなく流れ、
次々にドラマを展開してくれる。
5:44
今の今まで棲んでいた痕跡だけを残して、
シジュウカラは
きれいさっぱり全員巣立ち。
胸の中が空白になっている時、
メジロがやってきて突然水浴び。
6:47.
朝日が昇り始めたばかりの、まだひんやりしている空気の中。
水しぶきが
キラキラと輝きます。
軒下のスズメの巣箱には
親鳥がしきりに餌を運びこんでいます。
6:56。
中のヒナの数が、多分1匹か、居ても2匹だと思われるので、
一度糞を運びだしたら、
次の糞までにはちょっと時間がかかり、
出てくる時はいつも手ぶら(?口ぶら?)。
ヒナの鳴き声が
時々軒下まで聞こえるようになったので、
結構大きくなってきているものと思われます。
でも、
この巣箱の中を覗くのは
脚立がいるのでちょっとためらいます。
若いスズメが
メジロやシジュウカラの
蜜液を飲む姿から学習して、
蜜液を飲むようになったことはたびたび書いたが、
シジュウカラがヒマワリの種の殻を割り、
中の種を食べている姿を見て、
スズメも種も咥えては見るが、
シジュウカラみたいに
足を使う能力が備わっていないため、
殻が割れずに
今までは
中の種を食べられずにいたのだが、
進化はするもの。
7:01 。
足が使えないなら、
丈夫なくちばしで割ってやろうと
うまく口を使う技を身に付けました。
それは、
種を縦に咥えて、
上下から力を加え、
殻を割るという方法。
この日はたまたま、
縦に咥えているところを写真に撮れませんでしたが、
上手に咥え直して
殻を奇麗に割ってしまいます。
そうして中の種をとりだし、
こうやって食べることを覚えました。
学習は
決して物まねだけではなく、
自分に合った方法を考えだすものです。
スズメたちは
人との共存をしているので、
巣をつくるのも、
人の家の瓦の隙間などを選び、
シジュウカラみたいに、
木のほこらなどを利用したりはしないものですが、
このスズメは
シジュウカラ用の巣箱に興味を示しています。
7:24 。
入口に取りついて、
中を覗いていましたが、
遂に決断。
強引に中に入り込もうとします。
7:25 。
この巣箱はシジュウカラ用で、
過去に何度もシジュウカラが営巣し、
ヒナをたくさん育てた巣箱ですが、
スズメが使うことはありませんでした。
なぜなら、
まず
梅の木のわずか1mほどの高さに設置してあるだけで、
すぐ近くを人が行ったり来たりします。
更に出入り口の穴が
スズメが入らないように、
28mmの大きさで止めてあります。
だから本来は、
スズメには窮屈で、
とても入る気はしないはずですが、
近頃のスズメは
巣の穴に合わせて体がやせて来たのか、
こうやって強引に入りこんでしまいます。
7:25 。
シジュウカラが、
途中まで巣作りをしたまま放ってありますので、
巣材が少し入ったままですが、
中にしばらく滞在して、
こうやって顔を出します。
使い勝手を試していたのかもしれません。
もし、
スズメがこの巣箱を使いだしたら、
それはスズメにとっては
画期的な決断だと思われます。
余りにも人の近くで、
あまりにも低いところで、
スズメの世界の感覚では
決して作らない場所であるはず。
よっぽどスズメは住宅難なのだろうか。
ここまでもスズメに取られたら、
シジュウカラの巣箱が
玄関横だけになってしまうので、
家主としてはちょっと困るな~。
でも、
どうなるものか、
楽しみにして待ちましょう。
シジュウカラに置いてけぼりを食った私の前で、
このように時は流れ、
わずか2時間ばかりの間に、
また新しい自然の情景が展開されます。
いつまでも
感傷にふけっているわけにはいきません。







