これはなんだ?の正体 ~開けられないびっくり箱~
この箱の正体は何だ?
奇麗にニスを塗られた木箱。
天井に近すぎて
蓋など開けられそうもないし、
では側面が開けられるかというと、
ピッチリ打ち合わされて開けるようにはなっていない。
少しカメラを引いてみましょう。
箱の底から配管が伸びて、
箱の上からは、
金属の鎖が伸びている。
ではその下を見てみましょう。
もうお分かりでしょうか。
トイレットペーパーがあり
手を洗う蛇口がありますので、
もうお分かりだと思います。
そう
ここはトイレの中。
天井の近くに設置してある
奇麗な木の箱には
実は水が満たされているのです。
上から下まで
4枚の写真を撮って
無理して繋いでみました。
これが全景。
水洗トイレの
初期の頃のもの。
鎖の先には
取っ手がついています。
和風のトイレを
水洗トイレに手直ししたもので、
上の木箱に
まさか水が入っているとは思わない人が、
ここに入って
大きい用を足した後、
水を流そうとすると
はたと戸惑う。
水を流すボタンがない。
まさかお土産を
置き去りにして出るわけにもいかず、
おのれの体内臭にまみれながら、
しばらく立ちつくす。
そして
おろおろ、
きょろきょろ。
取っ手の付いた鎖は
きっと引くためにあるのかもしれないと、
思いは至るが
やってみたら何が起こるか分からない。
しかしどんなに不安であっても、
それしかないと引いてみると、
壊れそうなガリガリとする手ごたえと同時に、
この高低差を流れ出てくる水の音にびっくりして、
今度は
水が止まるのだろうかと心配になる。
結局、
心配で最後まで見届けないと
部屋を出られない。
元の静かな状態に戻ってから、
やっと自分も平静を取り戻し、
なにもなかったかのような顔をして出るのだが、
外で待っていた連れに、
「遅かったね」とひとこと言われ、
本心を覗かれたようでびくっとする。
「これはなんだ?」 の
これは、
初期の頃の
その頃は最先端の
水洗トイレの
水タンクの写真。
臭い話、
お粗末でした。



