白花沈丁花 ~思い出は香りに乗って~
白い沈丁花が、
満開に近い。
香りの強い花だから、
春の嵐で拡散しても、
香りは衰えることなく、
辺り一面に漂う。
玄関の入り口に植えてあるため、
余り大きくするわけにもいかず、
毎年伸びた長さだけ
切り下げているから、
こんもりと1mほどの大きさで
繁っている。
この小さな花の
一つ一つが
強い香りを出すのは、
一体なにゆえだろう。
この時期には
まだ昆虫が多くはないので、
せめて強烈な匂いを発して、
存在感を示しているのだろうか。
ちなみに
沈丁花とは、
沈香のような香りを出し、
丁子のような花を付けるから
沈丁花と名付けられたとか、
沈香と丁子の香りを
合わせ持つから
沈丁花と名付けられたとか、
諸説あるが、
いずれにしても
沈香と
丁子の名前を
1字ずつもらっている
贅沢な花である。
この花は、
家族でお付き合いをさせていただいている
私の陶芸の師匠が
ご夫妻で我が家にお出でになった時、
奥様がお土産に持って来られたものである。
小さな鉢植えの苗であった。
時は2004年12月。
春を待って地植えにしたのが
次の写真。
これは2005年4月16日。
写真左下の小さな緑(木)がそれである。
同じ角度から
今を写すとこうなる。
庭のデザインは変わらないけれど、
左の沈丁花と
右側に植えてあるキャラ木は
切り詰めているにもかかわらず
かなりの大きさになっている。
当時の芝は洋芝。
だから緑が鮮やか。
でも
洋芝は夏には枯れてしまう。
だから昨年高麗芝に変えてみた。
緑になるのはこれから。
夏こそ高麗芝の緑の出番だが、
芽が固いので
体をチクチク刺し、
子供がでんぐり返りをして遊んだり、
裸足で歩くには不向き。
さて、
その沈丁花。
思い出は香りに乗って甦る。
この季節になると
そのことを思い出す。
是非またご夫婦で、
この香りを聴きに来ていただきたいものである。



