梅の花に来る鳥達 7 ~キジバトの不思議~
シリーズで、
「梅の花に来る鳥達」を紹介してきましたが、
これだけの鳥達を紹介して、
この鳥だけ、
梅の花に来ないからと言って
紹介しないのもかわいそうだから、
最後に、
特別参加で紹介したい。
それは
「キジバト」
梅の木には決して留まらないけど、
ヨクサクスミレのそばは
通りもする。
しかし花などには
全く興味を示さない。
他の鳩の仲間と同じで、
片足ずつの二足歩行をし、
地上で餌を探すため、
人にもなじみの鳥である。
果実や種子を主食とするが、
雑食のため、
昆虫やミミズなども食べるらしい。
キジバトの名前の由来は
この色調が
キジのメスの色調に似ている(背中の羽毛の模様が似ている)ため
キジバトと呼ばれるようになったらしい。
だけど私は、
この名前を付けた人の感覚を
大いに疑う。
キジと聞いて
メスキジをイメージする人が
100人に1人でもいるだろうか。
だから
この鳥の名前がキジバトだと聞いて
「なぜこれがキジバト?」 と思うような
そんな名前を平気で付けた人は、
連想する人の感覚をまるで無視した
自己中心的な思いこみの激しい人であったと思う。
ワカケホンセイインコも
セキセイインコも、
メジロも、
ホオジロも、
ルリコンゴウインコも、
名前を聞いたら大体鳥の色合いが想像つくのに、
このキジバトだけは
全く当たらない。
別名「ヤマバト」とも呼ばれているのだから、
これからでも、
その呼び方を前面に出した方が絶対に良い。
こんな地味な鳥の名前に
キジなどと使われたら、
キジこそいい迷惑だし、
このハトだって、
他の鳥の名前などを付けて
呼ばれたくはないはずだ。
「ヤマバト」 。
その呼び方がずっと良く似合う。
ところでこのキジバト。
いつだって我が家の庭に2羽でやってくるのだが、
どちらがオスで
どちらがメスか
私には
全く見分けがつかない。
発情期になったら
オスの目の周りが赤みを帯びてくるらしいが、
発情期でない時には
オスメスを見分けることはできないのだろうか。
鳥同士は分かっているのだから、
鳥がどうやって見分けるのかを突き止めれば、
人だって分かるはずなのに、
現状では難しいらしい。
人の識別眼も野性にかかれば大したことはない。
キジや
山鳥や、
孔雀などのように、
明らかにオスメスがはっきりしている鳥達と、
スズメや
ヒヨドリや、
ムクドリや
このキジバトなどのように、
オスメスが見た目だけでは分からない鳥達とは、
どのような必然性から
そのように別れているのだろうか。
なにか明確な理由があるのだろうが、
私は専門家ではないので、
不思議と言うしかない。
よくよく見ると、
首のところの線分の太さが、
心もち違うような気がするのだが、
どなたか
オスメスの違いの分かる方はいらっしゃいませんか。
梅の木にやってくるメジロの夫婦みたいに、
餌の前で喧嘩でもしてくれれば、
強い方がオスかもしれないと
考えようもあるのだが、
ハトはなかなか夫婦仲が良くて、
人前では喧嘩もしてくれない。
小学生の頃、
ドバト(原種はカワラバト。イエバトとも言う)のヒナを育てたことがある。
オスメスを見分けるのは
胸の光輝く偏光色の羽毛の奇麗な方がオスで、
更に鼻コブが大きい方がオスだと聞いたことがあるが、
それだって、
群れになっていると分からない。
人が見て、
オスメスの見分けのつかない鳥達は、
たとえば弱い鳥で
群れて過ごし、
移動をする鳥であり、
オスメスがはっきり見分けられる鳥は、
単独か
もしくは夫婦だけで過ごす鳥である、とか、
何かありそうな気がするが、
そこまで鳥に詳しくないので分からない。
キジバトを見るたびに、
不思議な鳥だな、と
いつも思うのである。




