梅の花に来る鳥達 5 ~スズメの花見~
いつも庭でたむろしているスズメたちは、
ほとんどが同じ一族だと思う。
我が家の軒下の
手作り巣箱からも
たくさんのスズメたちが巣立っていった。
だから、
彼らにとっては
ここは自分の家の庭みたいなもの。
みんなが集まると
13羽くらいになるが、
スズメはいつだって
群れているため、
ペアの特定がなかなかできない。
しかし、
ここにきて
カップルが分かるようになった。
スズメだって、
梅の木に留まって
花見くらいはするのです。
ただ、
体の色が梅の幹と同じ色だから、
今一つ似合わない。
スズメも
読者の話によれば、
梅や桜の花びらをちぎって
中の蜜を舐めようとするらしいが、
我が家のスズメたちは、
メジロから、
蜜容器から蜜を飲むことを学習したからか、
梅の花の蜜には、
余り興味を示さない。
だから、
シジュウカラみたいに
花をちぎってしまうこともない。
そんなことをしなくったって、
この容器に
蜜が入っているのだから。
花は静かに愛でるもの。
このスズメの視線の先には、
赤い奇麗な梅の花。
あいにく、
スズメはそんな殊勝な心理は持ち合わせていない。
彼の視線の先にあるものは、
写真左上に静かに控えるメジロ。
そのメジロに対して、
「何か用か?」と
ガンを飛ばしている。
メジロは
そんなスズメに対抗して
同じくガンを飛ばすような愚かなまねはしない。
じっと静かにスズメがそこを去るのを待っている。
スズメはというと、
もう一羽が加わって、
庭の梅で二羽で蜜飲み。(しゃれにもならないですが笑ってやてください)
いつだってこの2羽。
そしていつだって同じスズメが同じ位置。
写真左がきっとメス。
後からやってきて蜜を飲んでいるのがきっとオス。
なぜなら、
後から来たスズメが
必ず先に飲んでいたスズメをわきに押しやる。
それって、オスのやる仕草ではないかと思う。
お腹がいっぱいになると
ペアでしばしくつろぎの時。
ゆっくりと花見をしているのか、
あるいは休息か。
梅の木では
来る鳥達が必ず心を開放し、
このような隙だらけの姿を見せる。
梅の花の醸し出す
自然の雰囲気。
かすかに漂う芳香が
鳥達を
そういう気持ちにさせているのかもしれない。
でも、
そこってシジュウカラの巣の出入り口。
そこで休憩を取るのは止めてくれないだろうかと、
脇の方からシジュウカラが、
ジュクジュク鳴いても知らぬ顔。
我が家の庭で、
春の日の
のどかな時が過ぎてゆきます。




