「純喫茶」のある風景 ~ピンク電話のあるお店「まりも」~
「純喫茶」
この言葉の意味がお分かりだろうか。
イメージとしては、
コーヒーしかない喫茶店?くらいだろうか。
純喫茶とは、
正確にはアルコール類を提供しない純粋な喫茶店、という意味で、
必然食事なども複雑なものはなく、
トーストかサンドイッチくらいまで。
アルコールを出し、
女給らによるサービスを提供していた
「特殊喫茶」と区別するためにこう呼ばれた。
1955年~1975年くらいには
全国各地に多数あったのだが、
現在は「純喫茶」そのものが死語の近い。
ではもう一つ。
「ピンク電話」なるものをご存知だろうか。
お若い方は、
あるいはご存知ないかもしれない。
このピンク電話からダイヤルすると、
かわいい女の子の居る所につながる、
そんな不埒な電話ではない。
早い話が
ピンク色の公衆電話。
緑色の公衆電話だって
今頃見なくなったのに、
ピンクの公衆電話なんて、
とうの昔になくなっている電話。
東京からは消えたはずの純喫茶と、
無くなっているはずのピンク電話に
ある時ばったり巡り合ったから
びっくりした~!。
JR中央線、東小金井駅からほど近い場所。
人通りはほとんどない。
この街並みの反対側は、
サッカーグラウンドになっているようなところだから、
人通りがあるはずもない。
そんなところに、
純喫茶。
歩いていて、
思わず足が止まってしまった。
純喫茶の看板がいやでも目につく。
少し迷ったが、
「迷ったらGo!」
これは私の人生訓。
そしてその中に入ってまた驚いた!
何と、
ほとんど忘れたはずのピンク電話。
店のオーナーに聞いたら、
この純喫茶は、
もう35年以上前から運営しているという。
丁寧に下にタオルを敷き、
使えるものはいつまでも使う、
オーナーの姿勢がうれしい。

手書きしてある電話番号は、
若かりし頃のオーナーの手書きだろうが、
東京都なのに、
市外局番が0423なのが古さを現わしている。
今ではもう、
なかなか巡り合わない純喫茶と、
そして同じく、
今ではもう、
なかなか見られないピンク電話のある
街の風景。
いかがでしたか。
*店の名前や電話番号は、出してもかまわないという
オーナーご夫婦の了解を得て出していますが、
聞いたあとの台詞がふるっている。
「あんまり客が増えても、
うちはコーヒーしか出せないから困るな」
大丈夫です。
私のブログは
そんなに人気のあるブログではありませんので。
そう言いつつも、
この店のお客さんが
増えたらいいなと思う筆者でした。


