小鳥の面白瞬間映像 ~忍者スズメ・木遁の術~
これは瞬間映像ではありませんが、
瞬間の継続、という意味で、
敢えてご覧いただきます。
スズメや
シジュウカラや、
メジロなど
小さな鳥達は、
いつでも大きな鳥に命を狙われているので、
用心を怠らないし、
同じ所に
一時もじっとしていないのは、
皆さんも
観察していたり、
カメラを向けたりした時に
感じておられることと思います。
それは、
自分の身を守るために
身に付いた習性です。
安全だと思って、
小鳥たちが安心して水浴びをする
我が家の庭でも、
やはりそれは同じことなのだが、
今日のスズメは
ちょっと違った。
14:04.24
ただならぬの気配を感じて、次の瞬間から、
「木遁(もくとん)の術」 に入ります。
14:04.32
ちなみに木遁の術とは、
昔、
伊賀・甲賀の忍術華やかなりしころ、
己の気配を断って
木に成り済ますのを
「木遁の術」、
最前線で
兵士が木の枝を体に付けて、
林の中で藪に成り済まして
敵を待ち伏せをするのも、
立派な現代版
「木遁の術」。
水の中で気配を断つと
「水遁の術」。
ゲリラや山岳戦の時に用いられるのが
土の中で気配を断つ
「土遁の術」。
忍者には
火の中で気配を断つ
「火遁の術」 もあったらしいが、
方法は知らない。
その「木遁の術」に入りました。
14:04.44
ピクリとも動きません。
デジカメは、
便利なことに
その撮影時間が秒単位で残ります。
その時間経過を
参考までに記します。
14:05.08
もう30秒以上この姿勢です。
小鳥たちが、
同じ所でこのような姿勢を取り続けるのは、
身近に危険が迫っており、
相手にまだ自分の存在を知られていないと確信した時、
今動いたら非常に危険で、
動いて逃げるより、
じっとして
木になり切っていた方が安全だと思った時に取る方法です。
相手が気付いていない、という判断が
間違っていたらむしろもっと危険ですが、
きっとその判断に
自信があるのでしょう。
全く動きません。
14:05.28
停止してから、約1分が経過しました。
この直後、
「キェ~~~ッ!!」 という鳴き声を残して、
モズが飛び去っていきました。
14:05.38
さぞかし肝が冷えたことでしょう。
危険がなくなったはずなのに、
固まってしまってまだ動きません。
この後、
すぐに我に返って、
どこかへ飛び去っていきましたが、
多分この1分間くらいは、
彼は生きた心地がしなかったと思います。
しかし、
よくぞ見せてくれた、
みごとな木遁の術。
動くものに非常に敏感な鳥の目を
静止していることによって
みごとにごまかしたその腕のほどを褒めてやりたい。
「でも、人の目はごまかせないよ」 と
私が偉そうに言っても、
きっと彼はこう答えるでしょう。
「ヒトみたいな動きののろい動物は、
すぐそこまで来てから逃げれば十分だから、
こんな術を使う必要なんてないよ」
「はい、まさに通りです。」
スズメにしてみれば、
人の動きなんて、
芋虫みたいにゆっくりと見えているのかもしれない。





