子スズメの学校 ~先生はシジュウカラ~
先のブログ、
スズメが完全に
蜜液の味を知ったことを書いたが、
それは
学習能力のある親スズメのこと。
さて、
子スズメは
蜜の味をどのように覚えるのだろうか。
親スズメの様子を見て、
当然子スズメも覚えるのだと思うが、
非常に興味深いシーンがあったので
ご覧ください。
蜜液を飲んでいるこのスズメは、
今年子供を巣立たせた親スズメです。
親スズメであることの確認のため、
くちばしの黒さを見ておいてください。
読者の「あいにゃん」 さんから教えていただいた
親スズメの 「どや顔」。
飲んだ後に、
その場所を離れようとした時には、
もうシジュウカラが待ち受けています。
シジュウカラは、
すでに昨年から、
これが蜜液であることを知っています。
スズメが、
蜜の場所を離れると、
待ってましたとばかりに蜜のそばに寄ります。
そこで、
良く注意して見て下さい。
1匹のスズメ(写真内赤丸)が、
一緒にそばに寄ってきたところです。
シジュウカラが蜜を飲むのを
そばからじっと、
脇目使いで見ています。
こんなにそばで、
身動きもせずに見ているのですから、
きっと
「この液は美味しいものなのだろうな」 くらい
考えても不思議ではありません。
あるいは、
親スズメが飲むのを見ていて、
そばに寄って来たのかもしれません。
シジュウカラが叫びます。
「うめぇ~!」 と言ったかもしれないし、
子スズメに、
「こうやって飲んでも大丈夫だよ!」 と言ったかもしれない。
そしてもう一度飲みます。
飲み終わって、
スズメに
「ちゃんと見てた?」 と聞いてみても、
子スズメは知らんぷり。
少なくとも、
こんなに近くで
シジュウカラが飲むのを見ていた子スズメが、
この蜜液を飲み始めるのは、
そんなに遠い先のことではないだろう。
さてこのスズメが、
なぜ今年巣立ったスズメなのかと言うと、
親スズメとは
ココが違うことを下記ブログで書きました。
是非もう一度ご確認ください。
そのくちばしの付けの
黄色い状態が
このスズメにはまだ見られます。
お分かりでしょうか。
無事に育っているようですが、
もう半年も経つというのに、
親鳥と同じ
真っ黒なくちばしになっていません。
先日
水を飲みに来たスズメも、
この通りです。
これが
放射能の影響なのかどうかは別として、
今年のスズメの子供達は、
ほとんどがこの状態で、
すぐに見分けがつきます。
ちなみに、去年も一昨年も、
そうだったのか調べてみましたが、
どの年も、
スズメのヒナは
12月になる頃には、
唇の端が黄色いのも取れ、
ほとんど親と同じように
真っ黒いくちばしになっていました。
今年は
くちばしの根もとの黄色い色が
まだ取れずに残っています。
彼らが来年、
営巣してヒナを育てた時に、
どのようなヒナが誕生するのか、
非常に興味深いものがあります。
とにかく、
このスズメの学校の先生が
シジュウカラだったのには驚きました。
彼らがしっかり学習して、
シジュウカラやメジロと共存し、
生活の幅を広げていけば、
スズメの減少傾向に
少しは歯止めがかかるかもしれない。
今日は
学習するスズメの
学校の先生が、
シジュウカラだったという
思いもかけない話題でした。









