一重のバラ「カクテル」の変貌 ~色白美人出現~
一重のバラ
「カクテル」。
盛りの時(5、6月頃)には
こんなに賑やかな咲き方をするが、
今は静かに
一輪ずつを大事に咲かせる。
なんとも奥ゆかしい楚々とした姿。
咲いたらこんなに
真っ赤なハート型の
花びらの中心を金色に染めて、
他のバラに少しも遅れをとらぬ高貴さ。
冬を前に
最後の力を振り絞って
花を咲かせているのだが、
その花に
異変が起きた。
驚きの花!
赤いところがほとんど白く変化し、
まるで源平模様の花びら。
これは
突然変異のなせる業か、
それとも
先祖返りか。
私は
カクテルの先祖を知らない。
柔らかな朝日を浴びて、
心持ち黄色く輝く。
暖かくなってくれば、
花アブもつられてやってくる。
夕方には、
もとの色合いに戻り、
色白美人の顔を見せる。
ところがこれに、
驚くなかれ。
そばには
もっと美白の美女がいた。
周りを赤い花に囲まれて、
突出した白さ。
朝日を浴びて、
柔らかい白さが輝く。
夕方の色は、
これはもうカクテルと言うより、
ほとんど桜と見まがうばかりの美しさ。
花びらを
薄いピンクに染めて、
一体どのような血が出て来たものか。
美白の美女も控えている。
紅白の
源平模様の花とこれとは
元をたどれば同じ枝。
もうすぐ冬を迎えるに当たり、
全力で咲いているカクテルに、
この3輪の変貌。
あるいは
季節の最後に
素晴らしい血を出現させたのかもしれない。
十年以上持ち込んでいる株だが、
こんな色合いの花を初めて見た。
この花が
固定されれば、
あるいは
「新品種創出」となるかもしれない。
早速その枝には
マークのためのテープを付けて、
「剪定禁止!」 とした。
どなたか、
このような現象についてご存知の方がおられたら、
ひとことアドバイスをいただけないだろうか。
来年の春、
この枝にどのような花が咲くのか、
楽しみである。










