プリンターの分解 ~動きを支配するIC基盤~ | Totoronの花鳥風月

プリンターの分解 ~動きを支配するIC基盤~


パソコンの進化に伴い、


使っていたプリンターが使えなくなりました。




必然、


新しいプリンターを購入するわけですが、


故障もしていないのに、


時代に順応しないからと言って


捨て去るのは、


まるで昔の姥捨て山。




勿体ない話です。




でも、


どこに持っていこうと、


誰に譲ろうと


形式が古いので使えません。




捨てるに忍びず、


何年か我が家に置いていましたが、


場所だけとるので、


やむを得ず処分することに決めました。





処分するとなれば


勉強も兼ねて


得意の分解です。



Totoronの花鳥風月-pu1

見ただけで


プラスティックのおもちゃみたいな製品だと分かります。




どこから見ても、


プラスティック。


Totoronの花鳥風月-pu2

超合金でできている、


子供のおもちゃの方が


高級感がありますが、


機能はこちらの方が断然上。





まずプラスティックの覆いを外します。


Totoronの花鳥風月-pu3


前回のテレビ&ディスプレーで書きました通りに、


これもはめ込み式の


一体型プラスティックですが、


小さい分だけ外すのは容易です。





プリンターの心臓部が見えます。





その心臓部を


単独にするとこの通り。


Totoronの花鳥風月-pu4


人でいう遺伝子の役割でしょうか。


基盤がすべてを支配します。




それを更に分解。

Totoronの花鳥風月-pu5


テレビ&ディスプレーと違い、


可動部分がある分だけ、


基盤をセットしてあるプレートと


モーターや軸受けに


金属が使われています。





すべて分解した時の


プラスティック部分。

Totoronの花鳥風月-pu6





そしてこちらは


金属部分。


Totoronの花鳥風月-pu7





みんなを一緒にして写真を撮ると、


これだけでできています。


Totoronの花鳥風月-pu8

緑色のIC基盤部分が


このプリンターの心臓。




これに支配されて、


金属部分が動きます。




指令を受けて動くのは、


基盤の横に置いてある


小さなモーター2個。




これらの部品を固定してるものは


数えられるほどの金属ねじと、


そしてプラスティックの歯車。


Totoronの花鳥風月-pu9

これがすべて。




歯車は


日常では利用することがありませんので、


興味はありますが廃棄。




10個足らずのネジだけが


再利用のための


我が家の在庫になります。





おもちゃみたいな機械ですので、


分解には


これだけの工具があれば充分。

Totoronの花鳥風月-pu10

はめ込み式のプラスティックですので、


どうしても大きなポンチが


あれば便利です。






物を作ることに喜びを感じ、


たくさんの年月を過ごすと、


洗濯機だろうと


冷蔵庫だろうと、


掃除機だろうと


テレビだろうと


故障したら修理しようと試みます。





それで再生したものは数知れず。





収納箱や


サイドテーブルや、


小物入れの箱や


洗面所の棚や、


テレビ台や、


外の鉢置き棚や


手作りのものも数知れず。






その繰り返しで、


物作りや修理に必要な道具は、


ほとんど一通りそろっていますので、


何の不足も生じません。







それらの工具は、


物作りだけではなく、


物の破壊にも、


当然威力を発揮しますが、


この程度のおもちゃみたいな製品には、


トンカチと


ドライバーと


ポンチの


3つもあれば充分。







ものを作り上げるには、


設計段階を経て


材料手配、


工具手配、


成型、


組立と


たくさんの段階と時間を必要とするが、


破壊には


時間は要らない。





「破壊は創造の始まり」とはいうが、


たまらない破壊もある。






営々と


何十年もかけて築いてきたものが、


東北大震災では、


一瞬のうちに破壊された。






構築にはまた、


何十年の年月がかかる。






破壊されたのは、


人工的な構造物だけではない。





大切な大切な


人の命も破壊されました。





それよりもなお多い、


5年後、


10年後、


20年後に


放射能被曝によって


これから破壊されるであろう、


たくさんの命を考えると、


人は余り便利さを求めすぎてもいけないし、


欲にまみれてもいけない。




文明の利器を破壊しながら、


自然の一部として


生き続ける謙虚さが必要だと、


考えさせられるこの頃である。