バングラデシュ視察 5 ~ナマズ養殖池と学校建設用地~
レポートが前後したが、
日本バングラデシュ協会の
活動資金を生むはずの
ナマズ養殖池の現状をアップする。
ここがその
ナマズ養殖池。
餌の投入場所から、
四分の一ほどの場所の写真。
池の堤では
黒い山羊がのんびりと草を食む。
このヤギも
大きくなったらいずれ、
自分たちの食用になるか
外部に売られる。
餌やり場は
池の中に突出している。
そこから、
2人がかりで
周囲に餌をまいてやると、
池の中のナマズたちが
みんなここに集まってくる。
ラナ氏の弟が
ラナ氏に代わってこの池を経営し、
周りの人たちの雇用も生んでいる。
このような広い池が、
隣接して6面ほどあり、
稚魚・幼魚・成魚などと
大きさと種類によって分かれている。
テラピアの養殖池もあった。
1日に、
餌を数袋あたえる。
池の水は
ご覧の通りに濁っており、
透明度はほとんどない。
魚は、
見る限り
ヒレなどにも病気はないし、
順調に育っているようだ。
しかし、
池には
水に酸素を供給する水車もないし、
常時水を入れ替える給水・排水装置もない。
ため池で魚を飼っているようなものだが、
ナマズは相当強い魚なのか、
病気は今まで何も発生していないらしい。
ただ、
私の知る限り、
魚の養殖事業はなかなか難しく、
病気が発生すれば
池の魚が全滅するし、
洪水が発生すれば
みんな逃げ出してしまう。
それを防止するための
対策がとられていない原始的な養殖事業だから、
よほど注意しなければ
危ない。
お手洗いなどはどうなっているのか、
聞いてみたら、
各家々にはついてなくて、
みんな外で用をたすのだという。
「うそ~っ!」
今行きたいのだけどと、
緊迫して聞いてみたら、
ここを教えてくれた。
これがトイレ。
またいで、用を足し、
水差しの水で後を流す。
自動ではないが
手動水洗トイレ。
使ってみたが、
不自由はない。
幼い頃の我が家のトイレも
このような爆弾式だったけれど、
でも、
個室にはなっていた。
外から見るとこんな感じ。
中から手を振っているのは
ラナ氏。
4本の支柱をビニールシートで巻いてあるだけ。
天井がないので
雨が降ったら不自由かもしれないが、
しかし用をたすのに
それで何の支障もない。
養殖事業に
トラブルが発生しないことを祈りつつ、
学校建設予定地を視察。
目の前に広がる農地。
養殖池からいくらも離れていない場所。
ここら辺りだと、
拡張する時に制限がないので
適地らしい。
バングラデシュでは、
地権者が複数入り乱れていることが多く、
全員の賛同を得て購入するのが
なかなか難しいと、
大使館などから
アドバイスをもらったが、
ラナ氏はそれらを
みんな承知しているので、
原資さえ確保できれば
何とかスタートできるかもしれない。
近くを電線が通っているが、
家々に配線されているわけではない。
この辺りの家には、
電気もなければ
水道もない。
インフラの整備は
先の先の話であるが、
学校ができれば
せめて電気くらいは引いてやりたい。
考えると、
やらなければいけないことばかりだが、
このようなことが
そう簡単に行えるのなら
とうの昔になっている。
だからこその我々の出番である。
一歩ずつ
進むしかない、
そんな決意を新たにする
現場視察だった。







