巣立ったヒナのその後 ~お母さんはもういない~
シジュウカラとスズメは
我が家の巣箱から巣立ったあとも、
時々お母さんと
庭にやって来ていたが、
そろそろ、
独立の時を迎えている。
水浴びをしているのは、
シジュウカラ。
これだけバシャバシャやれば、
なにが浴びているのか分からない。
微かに見える白い模様は
シジュウカラ。
蒸し暑いから、
シジュウカラの奇麗好きは
親譲り。
端っこに留まって
一休み。
このような濡れ方をするのは、
今年巣立った、
まだ幼鳥。
羽繕いが上手になって
脂粉が羽に行き渡れば、
この程度の水浴びでは、
羽は全く濡れなくなる。
その水浴びを
そばで見ていたスズメの幼鳥。
容器のそばに、来るには来るが、
浴びることはしない。
お母さんから教わっていないことは、
危ないことかも知れないから、
でも、
水浴びに興味はありそう。
浴びなくても、
ヒナの頃のぼそぼそ感はなくなり、
きれいな羽毛になっている。
でも、
まだ幼い。
下に降りて
「お母さん!」 と呼んでみる。
返事がないので、もう一度、
「おかあさ~ん!」
不安がつのる・・・。
「おかあさ~ん!」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
背伸びして探してみるが、
お母さんは見当たらない。
シジュウカラも
そしてスズメも、
そろそろ
親離れ、子離れの時を迎え、
親はきっぱりと
子供を自然の中に突き放したようだ。
ここから先は、
自分だけで生きていかなければいけない。
厳しい世界だけど、
近くに仲間はたくさんいるだろう。
助けあって、
元気に育っていってほしい。
そして、
お腹が空いたら、
時々はまた、
ここに遊びにおいで!








