新宿摩天楼 ~現代版バベルの塔~ | Totoronの花鳥風月

新宿摩天楼 ~現代版バベルの塔~


東京は眠らない街。




渋谷や原宿は


遊び人がひしめいて、


眠らない街になっているが、


新宿だって


眠らない街。





ただしここの人種は


ホワイトカラー。





東京は、


今日梅雨が明けたらしい。




梅雨明け前の、


降りもせず


晴れもしないそんな真夜中。






新宿の摩天楼は


雲の中にそびえる。



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古代、


高さを神の位置にまで高めようとした バベルの塔 は


神の怒りに触れて


建設の中止を余儀なくされた。





その時人類は


共通語を記憶から消し去られ


いろいろな言語を与えられたため、


その言語にしたがって


四散するしかなくなった。






レンガを積み上げて作られたバベルの塔は、


高さが90mだったとか、


185mだったとか言われるが、


新宿の摩天楼は


それをはるかに超えている。






外殻が完成したスカイツリーは


その高さ実に634mで


世界一の高さを誇る。






武蔵野の大地に建設されたことを記念して、


ムサシ から来る語呂合わせで、


敢えて 634 に止められたが、


やる気になれば


もっと高くなったであろう。







新宿の摩天楼。



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そこは、


渋谷や原宿や


歌舞伎町とはチト違う。






最先鋭の頭脳が躍動する


眠らない街である。



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こんな夜は、


雲の中にある最上階で、


二人でワインなどを傾けるのも、


また良しかもしれない。





とうに、


神の怒りに触れそうな高さを超えているが、


現代の建築学では、


さらなる高層建築物が可能なのだそうな。




それはどのようなものか。




青写真によれば、


高さ 500km。





地球の無重力の高さまでの建物を建築し、


宇宙へ行くのに


エレベーターで誰でも行ける建築物。






宇宙服を着て、


ぴょんと飛び出せば


そこはスペースシャトルの飛ぶ


無重力の世界。






重力のないところの建築物は


いくら積み重ねても重さが加わらないから、


いくらでも伸ばせる理屈だが、


それから下の重力に


どのように基礎が耐えるのかは


建築のプロではないから


私は知らない。





でも、


そんな構造物を作り始めたら、


きっとそれこそ


バベルの塔と同じように、


人類は神の怒りに触れるだろう。





新宿摩天楼くらいで、


おとなしくしていた方が、


きっといい。