これ、な~んだ? ~不思議な時計~
文字盤が2つある
不思議な時計。
れっきとしたSEIKOの時計です。
それぞれの文字盤の上に、
ボタンが付いており、
さらに、
文字盤には
赤いフラッグが付いている。
囲碁や将棋をやる人は、
これがなんだかお分かりだと思うが、
でも、
個人で持っている人は少ない。
囲碁や将棋を知らない人は
この時計がなんだかお分かりになるまい。
これは、いわゆる
「対局時計」
囲碁や将棋の対局の時に
お互いの持ち時間分だけ針を戻し、
開始と同時に、
後手の人が自分の方のボタンを押します。
そうすると、
押した方のボタンは当然下がりますが、
その反動で先手の人のボタンが上がるようになっています。
そして、
下げた方の時計は止まったままで、
上がった方の時計が動き始めます。
一手打ったらすぐに自分の時計のボタンを押し、
自分の時計を止めて
相手の時計が動くようにします。
次の一手を考えている間中、
自分の時計は動き続けますので、
持ち時間が消費されていき、
残りの持ち時間が3分30秒くらいになると、
長針がフラッグを押し上げ始めます。
その時の長針は1秒ごとに少しずつ動き、
最後の1秒を使い切ると
赤いフラッグが下に落ち、
時間切れを知らせます。
勝負の途中にフラッグが落ちると
時間超過で、
落ちた人の負けになりますので、
そうなる前に
計算しながら打たなくてはいけません。
素人同士の勝負では
おおらかに楽しみながら打つので、
こんな時計は使いませんが、
公的な勝負の時には、
持ち時間を決めて打つので、
対局時計は必要です。
もちろん、
そんな勝負では
対局者は自分で押さずに、
立会人が押してくれますが、
素人勝負でも、
一方的に長考する人と打つ時や、
昼休みに
お互い20分程度の持ち時間で勝負する時などは
このような時計があると、
時間が平等になり、非常に便利です。
ただ、
勝負に熱中するあまり、
自分が打った後にボタンを押し忘れると
まんまと相手に自分の時間を使われ、
不利になりますので注意が必要です。
勝負事に
「忘れた!」は通用しません。
今日は、
こんな特別な時計もあるんだよ、というお話でした。




