スズメの子育て 13(最終章) ~サウンドオブミュージック~ | Totoronの花鳥風月

スズメの子育て 13(最終章) ~サウンドオブミュージック~


スズメたちは、


今のいままで


優しい家主に見守られて、


ある時は水も、


ある時は餌も与えられながら、


外敵の心配をする必要もなく、


ただひたすら育児に専念してきた。




そして昨日は、


その元気な子供達を見せてくれたばかりであったが、




そのスズメたちが、


家主になんの挨拶もなしに


きっと今日早朝だったろう、


家族全員


音もなく新しい世界へ旅立ってしまった。




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巣の中はもぬけの殻



朝の5時頃、


いいつもと違ってスズメの鳴き声が多く聞こえる。




ひょっとして巣立ちの日かと


5時半頃から観察していたが、


親鳥がちっとも餌を運びこまない。




時々、巣のそばに来て


中に呼びかけるような鳴き声を出す。




でも、


中からは何の反応もない。


2~3時間様子を見ていたが、雛の気配が全くしないので、


意を決して中を改めて覗いてみると、


案に上、中は全くのもぬけの殻であった。




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親鳥が時々中に呼びかけていたのは、


数の認識がないスズメが、


ひょっとしたらまだ中にいるかもしれない雛に


呼びかけていた行動のようである。





ひとしきり呼びかけて、


出てこないのを確認したら、


おそらくもういないと判断したのだろう。


巣の近辺から親鳥も姿を消してしまった。





瞬間、


この見事な脱出劇を


私は、あの名画


サウンドオブミュージックの主人公家族の脱出劇と


しっかり重ねてしまった。






スズメとしては、


カラスもまだいない、


そして人もまだ起きださない早朝に、


素早く安全に雛を巣立たせたのであろう。


見事な早業であった。






でも、


でもだよ、


家主にひと言の挨拶もなしでは、


あまりにも家主がかわいそう。




そして、


このブログを見てくれているみんなにも


申し訳が立つまい。




ハハハ、でもこれは人の都合。




まさに野生のなせる技。


お見事としか言いようがない。



このブログを見て下さっている皆さんも、


今回に関してはどうか許してやってください。




シジュウカラみたいに、


人と共存している小鳥とはちょっと違い、


スズメははっきりと


人を利用したようである。






参った!



奇麗に一本取られて、


「スズメの子育て」シリーズも


いきなり最終章となりました。





中に卵の殻や


雛の死がいが全然なかったことから、


5個確認した卵はみんな孵化し、


元気に育って旅立ったことは確実で、


めでたし!めでたし!でした。



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軒下の巣箱には、上面を軒下に密着させているため天井板は付けず、その分縦の空間を

確保しました。空家になったため、取り外した状態の写真です。





それにしても


スズメは冷たい・・・・。    (ちょっと未練が尾を引いています)







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