大衆団交。


そんなやりとりが先日29日、川島町役場で展開された。


建設反対の看板の付いた何台もの軽トラック。


買い取り要求の横断幕を掲げた300人を超える住民。


狭い駐車場は反対住民でいっぱいとなった。


当初保健センターで逢うこととなっていたが、入りきれずに屋外での集会となる。


同盟代表、5人の区長さんの挨拶に続き町長のあいさつがつづく。


反対同盟代表が要望書を読み上げ町長に手渡す。


昨年12月に業者は本申請。60日以内に結論は出る。


許可は時間の問題。


「予定地を買い上げろ」。

反対住民からは次々に激しい言葉が飛び交う。


高田町長はその声に押された形で、「議会とも相談して、ぜひ努力したい」との答え。


「業者との交渉は」、との問いに。


担当課長は、「交渉ができるようにしている」、と発言。


山下会長は、朝日新聞で、「町長が担当課長に千葉建設との交渉を命じたと受け取っている」と述べている。


議会も、われわれ一人一人の議員もこの問題の答えを求められている。


・・・・・


昨日、35年ぶりに旧友と再会した。


朝の新聞記事が話題となった。


私の、「産廃施設の許認可権は埼玉県にある以上、手も足も出ない」、という発言に、友人は穏やかににこう言った。


「法律や条例は本来国民の・住民の幸福のためにあるべき。


住民の意に反した許可を県が下すならば、その許可こそが問題とされなければならないのではないか」、と。



法律や条例を作るのが政治家の仕事。


法や条例を守ると同時に、その問題点、不備がないかは不断に検証すべきである。


誰のために法律、条例があるのかを常に忘れてはならない。


そうすれば、私は何をなすべきか、答えは自ずと明らかになる。


35年ぶりの友の言葉は、明日からの私の進む道を指し示してくれた。