息子は知的障害＆自閉症です
怖いものは小動物と歯医者
先日、虫歯が見つかったので歯医者に行く日でした
病院行きのバスを待ってる間から
怖いやら緊張やらで落ち着かない
なんとか気持ちを落ち付けようとして
笑いと『う〜』という声が出てしまう
バスの中でも声が止められないので
タオルを口に当ててもらいました
息子の気持ちと、周りへの配慮を擦り合わせたら
コレが最善な方法なんです
無理に声を出すの我慢させると
余計に大声になっちゃうしね
虫歯を治さないと、もっと痛くなる
それはもっと嫌だから、行く
でも、行きたくない葛藤
今回はとうとう
『イヤダーーーーー！！』と叫んだ
それを聞いた私、
『成長してるーー❣️』と喜んでた😆
（息子よ、ゴメン！笑）
だって昔は『イヤ』って言えない子だったから
治療を終えて、放心状態でバスを待つ
よーく頑張った！
昔、息子を育てるのが
とてもとても大変だった頃
私は、『既存の社会』に適応できるように
息子を変えようとしていました
人と交流できるように
規則正しい生活ができるように
みんなと一緒に暮らせるように
社会に出て困らないように
障害児教育そのものが
そういったものが多かったと思う
学校の先生たちは、
みんな息子に愛を注いでくれたし
とてもステキな先生たちで
私はメチャメチャ助けてもらえた
感謝してもしきれない
『普通は』『常識的に考えて』
という世界にいただけだから
誰が悪いわけじゃないんよ
ただ、その常識に合わせようとしていくと
どうしても違いに目がいってしまって
何故、こうなんだろう？？
何故、この子に伝わらないんだろう？？
何故、こんな行動をとるのだろう？？
と『出来ない』にフォーカスしてしまって
本当に苦しかった
『出来る』を見ていても
それは既存の社会と同じ事が出来る
という視点だから
出来ない→悪い
出来た→良い
というジャッジの世界にいるだけで
出来る、が増えるように
息子の言動を改めさせていた
トラブルに次ぐトラブル
常に頭を下げ続ける毎日
心も身体も疲れきっていた
この子は、そのままで素晴らしい
なんて、とても思えなかった
私が常識を疑い始めたきっかけは
そんな息子の存在があったから
『べきねば』を捨てられたのも
息子の存在があったから
それは、本当に、困るのか？
誰が、困るのか？
何故、困るのか？
常識を疑うようになって
極論を言えば、誰も死なない、と
常識を捨て始めたら
少しずつ、息子との生活が楽になってきて
そのうち、ネタになってきて
やがて、息子も落ち着き始めた
私を苦しめていた思い込みのひとつに
『どこに行くか分からないから一瞬たりとも気を抜いてはいけない』
『だから本人が嫌がっても手を繋がないといけない』
というもので
ある時、夫がロープを息子のウエストに縛って
ワンコのリードのように散歩させたら
コレが楽なこと！！！！！
その頃はまだ子供用のリード付きベストなんて
売られてなかったからね
周りには白い目で見られたし
『犬が放されてて、子供が繋がれとる！』
と笑われたこともあったけど
親子ともに平穏に散歩できるんだから
何言われたっていい！
と思えるほど
型破りなアイデアに助けられた
（数年後にはそんな商品が作られたしね）
結局ね
既存の社会に合わせて生活できるように
というのは、
世間から文句を言われないように
ってことでしかなかったんだよ
人の視線ばかり気にしていたから
望み通り、そんな世界が創られただけ
ちょっとづつ、ちょっとづつ
常識を捨てていって
どっちでもいい、ありのままでいい
と思えるようになった頃
息子は落ち着いて生活できるようになってた
訓練は、必要なのか必要じゃないのかは
人それぞれだけど
私の『べきねば』の押し付けは
早めに辞めれて良かったと思ってる
だって
私が楽になったから♡
お母さんが、いかに楽か
これほど大切なことはないよ
🌸神本まゆみ🌸 
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