✩1月3日(土)つづき
何度も新千歳空港には降り立っていますけど、国際線での到着は初めてでした。
キムは初めての訪日にウキウキ状態でした。
搭乗機から通路を渡り、イミグレーションに進みます。
国際線ターミナルといえども、やはり地方空港なのでターミナル自体が小さいです。
成田や羽田などの大空港に慣れてしまっているので、あまり歩かないで済むのが楽ですね。
歩いていると、知った顔の女性がいました。
新千歳空港の某航空会社でグランドスタッフをしているSさんでした。
彼女とはブログを通じて仲良くなり、BAR ONEにも何度か遊びにも来て下さっています。
「Sさん!」
「ママ!あ、到着したんですね。お疲れ様です」
「こちらは私のボーイフレンドのキムです」
「わ~!!!噂には聞いていましたけど、本当にイケメンですね!!」
フ~ッとするキム。
〝イケメン〟という言葉は教えてあるので、日本語は分からなくても、今自分のことをイケメンと言われていることは理解しているみたいです。
こういうところがやっぱおねぇよねぇ!
「Nice to meet you ! アリガトウゴザイマス!!」
そう言ってキムはSさんと握手していました。
「実はさっき、うちのフライトも着いたばかりなんで、入国審査場は混んでいますよ」
「マジっすか!」
でも1便だけだから大したことはないと思いました。
「私、勤務時間のこともあるんですけど、なるべく時間を見つけて会えるようにします。気をつけて札幌に行ってきて下さい」
「分かりましたわ~!」
ということでSさんとは別れて、入国審査場に向かいました。
〝うわっ!小さい!!〟
ブースが少ないせいか、確かに混んではいましたが、それは外国人用のレーンだけでした。
日本人用はあっという間に通過できました。
私はバゲージクレームでキムが入国してくるのを待っていました。
その間、ケータイでメールチェックなどをしていました。
しばらく待っていましたが、キムはなかなか来ないし、荷物もターンテーブルが回りはじめません。
やっぱ地方空港だから時間がかかるのかな?と思っていたところ、再びSさんが現れました。
「ママ、さっきANAの人が『北京からご到着の栗原さま~!』って呼んでいましたよ!」
と言います。
「本当ですか?」
一瞬、キムが入国審査場で何かあったのかと思いました。
何かの問題で入国が引っかかっているのかもと・・・。
慌ててドア越しに入国審査場で並んで待っている人たちが見えるところまで移動しました。
何ヶ所か回りましたが、キムは見えません。
ど、どうしよう・・・。
ものすごく不安になりました。
まさか、このままタイに送り返されることはないよね、だって何も問題は無いはずだし・・・。
そう自分に言い聞かせました。
そこへ
「北京から中国国際航空でご到着の栗原様~!」
との声が聞こえました。
「はい、はい!栗原はここです」
私は手を上げてその女性スタッフに近づきました。
「あぁ、栗原様ですね、お会いできて良かったです。実はですね・・・・」
とメモを見ながら、
「大変申し訳ございませんが・・・」
とANAのグランドスタッフのその女性は私にまず謝ってから話し出しました。
・・・つづく。



