(タイ国歌です)
5月20日続き
はて、ホテルに戻ったはいいが、待ち合わせにはまだ1時間ちょっとある。
どうしよう・・・・・?
そうだ!マッサージ受けよう!
それもスコータイマッサージならホテルの真ん前にあるし、大丈夫だわ!
ということで、前回のリベンジということで(←何のリベンジよ?!)、早速スコータイマッサージへ。
そして1時間のオイルコースを選びました。
相変わらずマッサージ師を選べさせてもらえずに2階へ。
私の目の前に現れたのは若い細い子でした。
でも、一応しっかりお仕事をして頂いたのでOKです。
ホテルに戻ると12時半をちょっと過ぎていました。
また遅刻・・・。
ゴメンね、Sさん。
慌てて部屋で襟付きシャツとスラックスに着替え、革靴を履きました。
これでオリエンタルホテルの客として準備万端です。
1階に降りてSさんと一緒にBTSサラデーン駅へ。
行き先はサパーンタクシン駅です。


この駅の真下にはチャオプラヤ川沿いにある高級ホテル行きのボート乗り場があって、オリエンタルホテルにも勿論無料で行くことが出来るのです。
キーニャオな私達は当然それを選ぶわけで・・・。
ましてや、川をボートで渡るというのはとても気持ち良いことです。

すぐボートが到着して、乗り込みます。
私達の他には欧米人のオッサンがいあmしたが、やっぱりオリエンタルの客らしく、きっちりとした身なりです。
どこの国の人だろうが、やっぱりこのホテルに行くということはタイという土地は関係ないみたいです。
それなりに〝選ばれている〟という感覚で行くしかないみたいですね。

ホテルのピアに着き、しずしずとロビーに向かいます。
間違っても〝走る〟なんて行為はあり得ません。
そしてロビーには待ち合わせたUさんが座って待っていました。

「おっは~!」
私は明るく話しかけましたが、浮いてしまった感じ。
しかし静かなロビーだわ!
物音一つしません。
まさに〝静寂〟とはこのこと。
そんな中で私のような日本人の〝オカマ〟はどこか異色です。
でもね、今日はアタシ達、立派なお客様なの!!!
それも高級フレンチの「ル・ノルマンディー」よ!
(Sさんのおごりだけど・・・!)
どこにレストランがあるのか分からないので近くにいたおねーちゃんに聞く。
すると、
「ご案内いたします」
と私達はエレバーターの方に連れて行かれました。
その時にです、肩からビニール製のショルダーバッグをかけていたSさんはおねーちゃんから「当ホテルにふさわしくございませんのでおはずし下さい」と言われたのです。
まぁぁぁぁぁぁぁ・・・。



これぞ天下のオリエンタル名物の最たる慇懃無礼な態度。
いちいち、そんなことにまで文句をつけてくる。
これにはさすがの私も驚きを隠せませんでした。
さすがは欧米人からは世界一に選ばれるホテルだけのことはあります。
私達東洋人、なかんずく日本人からは選ばれなくても良いみたい。
ここタイでしょ?!何もそこまで徹しなくても・・・と思いましたが、そういうところまさにがマンダリン・オリエンタル・バンコクなんでしょうね!
だからここはタイであって、タイではないのです。
でも肝心のSさんはどこ吹く風、といった感じだったのでまぁ良いや!
エレバーターで5階に着くと、そこが噂の「ル・ノルマンディー」です。
実は私、ここまで高級なレストランは生まれて初めて!
今までに行ったことがあるのは、赤坂の「ローリーズ」と西新宿の「ニューヨーク・グリル」だけです。
あ~緊張する~。
入り口にいた高そうなスーツを着たいかにも〝偉そうな〟オッサンがいきなりSさんの名前を呼びました。
お~さすがは高級。
そしてテーブルに案内されました。
座るとこんなお皿が目の前に。

このへんからして違います。
街中のレストランじゃないわよ~と言わんばかりに・・・。
そしてメニューが各々に配られ、コースの内容を選びます。
私はメインをラムにしました。
そして食前の飲み物も選び、ワインも・・・。
しかし、高いわ!コース料理が1000バーツなのに、どうして一番安いボトルワインが1本2000バーツもするのかしら?
それに税金とサービス料も加算されるのよ!
ビックリ。でも良いの、私が払うわけじゃないから。(エゲッ!)

まずはアントレ。
よく分かんなかったけど美味しかった!
そしてパンが運ばれて来るも、数種類のバターの中から好きな物を選ぶことが出来ます。
私はソルティーバターを選ぶと、みんなも同じ物を選びます。

これ、ウマイ!!!
こんなバターがあったのね。
UさんはANAのビジネスクラスのバターも美味しかった!という話になりました。
食べ物一つで色んな話題に花が咲く。
これが高級レストランの技なのかしら?
だって、窓から見える景色はいつも見ているタイなんんですけど、ここから見るととっても高級に見えてくるのはどうしてかしら?
これぞ〝オリエンタル・マジック〟???
そしてメイン。

フッフッフッ!美味しそうでしょ?!
美味しかったんです、とっても!
デザートもワゴンで運ばれてきました。
思わず、昔よく乗ったタイ国際航空の「ロイヤル・ファーストクラス」のサービスを思い出しましたわ。
ケーキを1品もしくは2品お選び下さい、というので勿論2品選ばさせて頂きました。

ところが・・・
私、またまたパンがあまりにも美味しくて食べ過ぎてしまい、もうデザートなんて入っていかないのです。
ほとんどをSさんに「食べて!」と渡しました。
勿体無いけどぉ、。無理ッ!
食後はコーヒーを頼み、またオッサン3人でガールズトーク。
結局13時に入って、時計は既に15時を回っていたのです。
優雅なアフタヌーンだわ。
他のお客さんは誰もいません。
帰るわよ!皆さん。
・・・ということで、私はSさんのご馳走ということで深々と頭を垂れました。
「有り難うございます、美味しゅうございました」と。
そしてSさん、また私にこう言いました。
「よく食べますねぇ・・・」
えぇ、そりゃ食べますともぉ、何しろあなたの奢りですから。
フッフッフッフッ!
何しろ、今回の旅では最高最大の思い出となりましたわ!
「よく食べる、その通りでございます。」
Sさん、お約束のJCBカードでお支払い。
そしてまた私達は無料のボートに乗り、サパーンタクシン駅へと戻ったのでした。
途中、ベランダというレストランの前を通りかかるも、お客はみんな欧米人ばっか。
アジア人はいないんかい、アジア人は!
ということで、次回来た時はそこでメシを食おうと誓った3人なのでした。
・・・その10に続く。