1950年代のバッテリーで動くピエロのマジシャンです。

電源を入れ魂を吹き込むと、赤い鼻が光り、カードトラップをタラリとさげて手を上下に回しパタパタと伸び縮みを繰り返します。

そして、身体を左右に揺らせながら、首を左右に振ります。

最後は、如何でしょうという様なポージングで帽子を脱いだり被ったりします。

凄い技術でしょ?これが66年〜70年近く前のおもちゃとは思えない程です。

ピエロの衣装も凝って裁縫もきちんとされております。

日本が世界に誇るおもちゃ職人です。

当時、街のおもちゃ屋さんのウインドにこのようなおもちゃが沢山並んでいたと思うと夢の様で、当時の子供が羨ましいです。

ピエロの表情の奥に一種の郷愁が潜んでいるように思える素晴らしいおもちゃです。