10月に入りやっと晴れの日が続くようになりました。梅雨が明けても8月はほとんど雨。9月に入っても中秋の名月も曇り空。

今年は雲が東から西に流れる日が多く、このようなときは、九州山地や霧島連山に雲が掛かって動きません。結果、曇りや雨の日が多くなっているような気がします。

 さて、夏の大三角が天頂付近にある今の時期ははくちょう座の十字が天の川に浮かんできれいに見えます。はくちょうの右の翼付近にある網状星雲は数万年前に爆発した超新星の残骸が銀河に漂っている姿です。肉眼で見るのは困難ですが、写真にはよく写ります。

  

 はくちょう座でもう一枚。はくちょうの尻尾で白く輝く1等星デネブの近くにある、H2領域の散光星雲。

北アメリカ星雲とペリカン星雲です。肉眼では双眼鏡を使って空の暗いところでみると、それとなく存在を感じることができます。

眼では赤く見えないのが残念です。

 

 おまけの1枚はヘルクレス座の球状星団M13です。今の時期は西に傾くのが早く長い時間の撮影は困難でした。

300ミリで撮影したので、拡大したら少しねぼけてしまいました。