先日、記事に書いた北風と太陽(パワハラ)ですが
特に子供たちのスポーツ指導方法について触れました
その記事を読んだかは定かでありませんが
パワハラ指導を受けた被害者とも言える
一人の若い女性が
今日、心整体 いきいき堂を訪ねてきました
彼女は頭痛やめまい、耳鳴りに悩まされ
狭い場所に入るとパニック症状が出るとのことでした
とても辛そうでヒヤリングするときに時折、涙を流していました
彼女は小学生から続けてきたバレーボールで推薦を受け
特待生として大学に入学したのでした
しかし、監督の指導方針と噛み合わず
壊れていく自分を守るために休部を選択しました
推薦入学だったので、休部を決断するのさえ
勇気が必要だったのだと思います
彼女は振り返り
小学生の頃からスパルタ指導を
受けていたと話しました
監督や大人の顔色を伺うようになり
高校生の頃は監督が怒るかもしれないので
先回りして、予防する役割を担っていたと言います
県下でも有数の名門校で
バレーボールの実績は素晴らしいものでしたが
彼女にとって「バレーボールは楽しいものでしたか?」
そう聞くと、首を横に振って悲しそうな顔をしていました
彼女は上位者から言われた通りにやれば
認められ、優秀と評価される環境で
失敗を避けるために頑張ってきました
しかし、大人になるにつれ
自分が本当の自分ではないことに
気づき始めました
私は奴隷ではない
育成年代の指導がどれほど重要か
あらためて実感させられた日でした
指導者として人を導く地位にいるものは
その行動に注意を払わなければなりません
彼女は辛い経験を話してくれましたが
その時間は無駄ではなかったと信じています
この経験が彼女のこれからの人生に
活きることでしょう
これから彼女の身体が回復し
本当の自分で生きていけることを
願っています