29日つくばでのミサ曲コンサート、30日妙高での《白狐》コンサートと連日でしたが、今回も音楽の力に助けられ元気に歌いきりました。

つくばノバホール、妙高市文化ホールとも素晴らしい響きの会場で、声に無理をさせずに歌えたのも大きな助けでした。

岡倉天心原作のオペラ《白狐》は、妙高市で昨年初演され、その感動から《白狐》再びということで一年後の演奏会形式再演でしたが、これから平井氏の他のオペラ同様日本各地、海外へと広まっていくことでしょう。
ただ、そう簡単には上演できない点が1つ、それはタイトルロール(白狐=コルハと葛の葉の一人二役)のソプラノに心身のスタミナと深い表現力が必要なことです。
初演、再演でその大役を見事に果たした菊地美奈さん、そして川崎でのコンサートで違った表現を見せてくれた高橋維さん、こうした素晴らしいソプラノ歌手の方々が集まったことも奇跡的だと思いました。

そんな公演に出演させてもらえて、幸せな11月の締めくくりとなりました。