《仮面》を終え、年末の本番に向けての稽古が一気に入ってきて、練習に追われています。
まずは今月22日のロメジュリ。東京室内歌劇場の公演で、前に《ファウスト》でやった「文学と音楽」シリーズ第2弾です。
いろんな作曲家の《ロメオとジュリエット》を集め、僕はグノーのオペラから二重唱や、《ウエストサイドストーリー》から「マリア」「トゥナイト」、それにザンドナイのオペラ二重唱 へちょっとだけ参加します。
他にもベッリーニ、チャイコフスキー等々盛り沢山で、「ロメオとジュリエット」という物語がいかに多くの作曲家の創作意欲を刺激したか分かります。

前回はブゾーニ、グノー、ボイト=ドイツ語、フランス語、イタリア語でした。今回はバーンスタイン、ザンドナイ、グノー=英語、イタリア語、フランス語。
もちろん言語の問題ではなく、それぞれの作曲家の語法への対応なのですが、やはり言語は大きな壁です。この苦しみが、きっとお客様への良い緊張感と高揚に至るものと信じ、顔晴ってきます。その成果をどうぞ味わってください!