以前、ユニットを組んで活動していた


相方はとても破天荒で、変わった人だったが

多少の才能、可能性もあり

ビジネスパートナーとして割り切ってユニット活動をしていた


活動が進むにつれ、とある業界関係者と業務提携をした、簡単に言えば事務所に所属、ということだ


2年ほどした後、意見の相違もあり、その関係者と関係解消の際、ちょっとしたトラブルにもつれた


その際、相方の知り合いが、弁護士を紹介してくれるということで、マユツバだったが、会いに行った

ちなみに、その知り合いとは、相方の父親


なにげに初めて会う父親だった

初対面なので、ご挨拶程度の社交辞令も含めなながらの道すがら


いきなりよ

あなたみたいな人とグループなんかやっているから、こんな問題が起こるんだ

うちのコは、こんなこと(音楽活動)なんかやっていないで、さっさと真っ当な道に進んでほしいんだ


いや、びっくりよ

初対面でいう言葉かよ

しかもよ、どちらかというと、ユニットに誘ったのも相方だし、問題が起きた人との提携を選んだのも相方、解消を選んだのも相方


結局、それから数年後、相方は音楽活動をやめ、就職

まぁそれは別にいいのだが


二度と会うことはないその母親

会ったとしても挨拶もしないだろう


人それぞれの家庭環境があるんだと実感した