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全国的に雨が続き、水害の被害が各地で出ていますね。
被害に合われた方のお見舞い申し上げます。
 
でも、宝塚市は今日も雨が降ってます。
 
これ以上の被害が出ませんように・・・本当に祈るばかりです。
 
さて、今回のテーマは「手作り石鹸における過剰油脂」
 
それって、なんじゃらほい???
 
って方に簡単に説明します下矢印下矢印下矢印
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【手作り石けんの過剰油脂について】
 
手作り石けんは、油脂と苛性ソーダと水でできています。
 
その材料を化学変化させて、石けんにするのですが、苛性ソーダは強アルカリの劇物なので、万が一にも石けんの中に残ると大変なのです。
 
そこで、油脂の方が多くなるように苛性ソーダの量を少なめに見積もるのです。
これをディスカウントと言います。
 
そして、それで残った油脂が過剰油脂になります。
 
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さて、この過剰油脂、石けんの使い心地にも左右されます。
材料外の油脂を入れて、しっとり感を増そうという考えもあります。
 
「え?だったら、油脂がたくさん残った方がいいじゃない!しっとりするよね」
と思う人も大勢いる。
 
ところが、それって、洗い上がりしっとりというと聞こえはいいけど、洗浄力も弱まり、石けん本来の役割を損なうことにもつながります。
 
そして、石けんに残った油脂は使うと、当たり前ですが下水に流れるのです。
 
苛性ソーダは下水に流れても、薄まり、そして時間の経過と共にアルカリもなくなりますが・・・油脂は油脂のまま下水に流れます。
 
このディスカウント・・・多くても良いものではないのですよね。
 
石けんに使う油脂は、ハードファッツ(常温で固形の油脂)も使われますので、下水の中では固まってしまう恐れも。
 
「たった、ちょびっとやん。」
 
と思われる方もいる。
 
でも、ディスカウントは、10%くらいでしている方が大半かと思われます。
 
500gの油脂で50gの油脂が下水に流れるんですよ。
(鹸化価が平均値の場合、それ以上流れる可能性も?)
50gの油脂といえば、大匙3~4杯の油脂です。
 
使うのは、石けん1個分で過剰油脂は7g位(小さじ1とちょっと)です、更にそれの1回分の量というと全然少ないと思われますが・・・ちりつもって言葉もあるし、長年ソーパーをしている身としては考えるところです。
 
欧米では、平均値ではなく一番高い鹸化価を使って計算し、ディスカウントするという方法もあるようです。そうすることで、石けんの中に残る油脂の量をおさえようという考えらしいです。
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【鹸化価とは?】
油脂1gを完全に石けんにするのに必要な苛性カリのmg数。
苛性カリとは、もう一つのアルカリ剤。これを苛性ソーダの値に換算して苛性ソーダの量が決まります。そして、この値は、油脂(同じ種類でも産地や収穫時期などによって変化する)によって違うので、日本では平均値を用いられることが多のです。
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「そんなことをすると、アルカリが残るのでは?」と考える方もいるかもですが、全てのオイルが鹸化価最高値になる確率は0に近く、ディスカウントもするので、まずアルカリが残ることはあり得ないとのこと。
 
アトリエアプンテでは、材料によっては、ディスカウントを少なくしたりする場合もあります。特にたくさん油脂以外のものを入れるときは、石けんがカビたりしないように調節して考えます。
使った後の道具はきれいに拭いてから洗います。
 
 
型入れ時の石けんは70%はまだ油脂が残っていると聞きました。
 
材料外の油脂を使う時(スーパーファットといいます)は、ディスカウントは最小限に留めます。
 
「たったそれくらいのことで」
と、思われるかもですが・・・塵も積もれば山となる、というではありませんか。
もう少し考えてみませんか?過剰油脂について。
 
パームオイルを環境破壊問題で不買運動をする人が、この過剰油脂については寛大だったりするので、ちょっと不思議だなぁって思うときがあります。
 
私は、食品の添加物については、寛容なのですが、それは食べた私の問題だからです(私の寿命や体調の問題)
環境問題は、次の世代へと引き継ぐ問題なので、塵も積もれば山となる問題は大きいなぁと考えるわけです。
 
もちろん、個人の考え方ですので・・・少量といえば少量だしねあせるあせるあせる
過剰アルカリは怖いというのは、石鹸作りをしている人ならみなさん考えることですので、今日は、過剰油脂について語ってみましたあせるあせるあせる

 

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早めに指定してもらうと、難なく予約できますよ。
土日祝の関係なく、空いていたらOKです。
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zoomやLINEでオンラインのレッスンも受け付けていますが、材料面など輸送できないものもありますので、ご相談させていただいてます。
 
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