棟上時、クレーン位置の都合で写真左のひさし部分の丸太が最後のログ加工になりました。
予定していた丸太加工は全て終わり、今後は普通の2バイ材を扱う大工仕事が続きます。
冬にはきっと建具屋さんになるでしょう。
様子を見に来てくれる方々からも「すごい!」「でかい!」「おめでとう」の言葉をたくさん頂き、小生浮かれ気味であります
(^^;

「最後まで一人で全部やったんだからログビルダーを名乗ってもいいよね」とも言われ、プロのログハウスメーカーの社長さんに「うちの仕事任せてもいい」とも言われました。セミプロ位にはなれたかな?非常に嬉しい限りです♪
ログハウス・・・非常に手間のかかる建物です。
それでもログハウス、しかもマシンカットではなくハンドヒューン。
想えば辛く楽しいログビルドでした。
汗だらだらの真夏炎天下にチェンソーワーク・・・
去年はカビと雨に悩まされました。
あっという間に雪が積もり、マイナス20℃での加工・・・
墨や水平器が凍ったりしました。
それでも1本づつ丁寧に加工し、下の丸太に隙間なくがっちり噛み合った時の至福のタバコは旨かった。
1ラウンド上がる毎に穴が空くほど眺めて飲むジョージアも旨かった。
やがて自分の背丈を越えていくログ壁に、未来の生活を思い描く・・・
持てるパワーをどっぷりと注ぎ込み、カンナとチェンソーに指を痛めつけられても、もう止めたいとは1度も思わなかった。
吹雪の中で頃合いの良い丸太をほじくり返し、凍りついた丸太を削り、かき氷のようなオガクズにまみれながら、それでも笑っていた・・・
最上段の丸太を加工していた時、冬に弱った仮足場が崩壊して4m下に落下した事もあった。
左膝を強打し、30分以上はその場から動けなかった。
その後、2階の梁材の全てが計算通りに加工され、床の水平がビッタリだった時、何かを勝ち取ったような気持ちになった。
馴れと油断から自分の足をチェンソーでやっつけたりもした。
30針も縫われたが、ケガから3日後にはその続きを加工していた。
原木から柱を切り出す加工は、差し金と墨ツボが夢に出てきた。
母屋と棟木の屋根勾配計算は毎日悩んでいた。
それでも何とかここまで来た!!
家造り・・・それは恐らく大半の男の夢だろう。
業者に頼むなり、自分で造るなり、どちらにしても自分のマイホームを建てる事に変わりはない。
前者なら一生懸命働いて、希望のデザインで建ててもらえば良い。
価格以上の価値がある家が建つだろう。
小生が選んだ後者なら少しづつ楽しみながら建てていけば良い。
工期は1年でも10年でも良い。
経済面でも10分の1の予算で建てる事も可能だろう。
しかし、実際にここまで建ててみて解った事がある。
本当に必要なのは、お金や技術や知識ではなく、気力とパワーだと言うこと。
山で一人でやっていると、モチベーションはしばしば切れそうになる。
問題はいつだって山積み、トラブルやケガ、体調の管理や気力の低下。
そんな時は凄い先駆者の所へ遊びに行き、武勇伝を聞いていると次第に復活してくる「やる気」・・・ そしてまた動き出す・・・
きっと完成した頃には、残りの一生分のネタが出来るでしょう。
協力してくれた人々に感謝、様子を見に来るだけの人にも感謝、そして何よりもこの計画的無計画に協力してくれた嫁さんに大感謝♪
※写真に嫁さんが写っています(^^)