先週末は九段目の加工に着手しました。
我が家は九段で終了ですので通常の壁積み加工とは内容が異なります。
まず、建物長手方向に2階の床下地が載るフラット加工を施します。
この丸太の事を「コードログ」と言うそうです。
表裏の外壁側12m物2本をラフカットして仮に載せてみます。

ここで2本合わせたワイデストの寸法を計ってみます。
2本ともオフセット100mmでラフカットしましたが、115mmがワイデストでした。
沈む寸法(カバー値)を考慮して床下地の平面を墨付けします。
この場合フラット部分は最低でも150mm確保したいので、一番低い場所で壁芯から75mm以上になるように高さを決めます。
なるべく(びったり)水平になるよう水盛管を使います。
久々の秘密兵器登場です。

通常はレベルを出す場合2人で行いますが、こいつは1人で出来るんです。
水が目標レベルまで達するとブザーが鳴るので、音が聞こえる範囲なら単独で水平が計れちゃうんです。
スクライブとレベルが出たら降ろしてひたすらチェンソーカットです。
今回奮発してハスク製のログバーを付けました。
バーだけで2万以上します(^^;たっけ~
しかし、付けて感動!さすがログバー!キックバックは皆無で、ザクザク作業できます。
ホゾもこれなら加工できそうです。新しいチェンソーを買ったような感じでとても満足♪

さて加工ですが、やたら切る所が多いです。
通常のノッチカットが3箇所、しかも全てロック式ノッチです。

段差のあるスカーフ加工と、根性の平面カット!

曲がって切れてるように見えますが丸太が凸凹なためで、おおよそ水平に切れています。

切れました。
ここからチェンソーでブラッシングしてカンナを掛けて仕上げます。
載せる側のスカーフもホゾを切って噛み合うようにして細工します。
最後にグラスウールをグルーブに詰めて気合で載せます。

何とか載りました・・・
最後に水平測定を確認のため行いました。
結果は約11mで2mm弱の誤差(^^)♪ほぼ水平と言ってもいいでしょう。
この調子で対面の2本目も上手くいくといいなぁ~
