ログハウスの真ん中を貫く「梁」も丸太で造ります。
12mもある丸太を果てしなく皮むき作業。
節をチェンソーで落とし、雪や氷を落としてブラッシング、カンナで少しずつ形状を整えながらの作業です。

剥くと言うより「磨く」と言う感覚です。
カンナを滑らせるたびに輝きを増す杉の木肌は素晴らしい表情を見せます。
たかが皮むきですが「ピーラー」と言う専門職があるらしく、最近皮むき極意の何たるかが少し解ってきました。
解った時が終盤ですが(^^;

今回は全てスカーフ加工です。
ノッチは刻まず、出来る限り強度を優先する作戦です。
この長材を端から端まで1本で通す訳です。

受け側はこんな感じで刻みます。
いつもとは上下逆のノッチ構造です。

すっぽりハマりました♪
両端は外壁に突き出さないように細工しました。
雨じまいを良くするためと、あまり沢山のノッチが外壁に突き出ているデザインを嫌ったためです。
各々の耐力壁とダボでしっかり固定します。

圧迫感抜群(^^;の梁です。
これをもう1段同じように積み上げて、2階の床を支える主梁とします。
耐力壁を上部で繋ぐことで、更に地震に強い構造になります。
床のたわみも軽減されます。
理想寸法の丸太が無くなって来ましたので、近日中に函館松前までトラックで買出しに行く予定です。泊りがけです。
遠いなぁ・・・
