さて、今回はハーフログに交差するログの据付です。
交差部分はノッチと呼ばれる刻み加工を施します。
丸太は1本1本形が違うので、ノッチの形も同じ物はありません。
そこでスクライバーという道具を使ってノッチの形状を決定します。

簡単に言うと直下の重なる部分のログ形状を上のログに写し取る作業です。
切り取る墨が決まったらチェンソーでカットします。
太いログに細い方が重なる場合は、ホゾ加工してログ強度を維持します。
(写真2の様にノッチ内にボリュームを残す)
この場合は当然下のログにもホゾ穴加工をして差し込みます。

初めてのノッチ加工です・・・ドキドキします(^^;
ラフカットして直下ログと平行を合わせ、ファイナルカットで仕上げると言う手順でやってみました。(普通の手順です)
ビッタンコ載っています、ハマっています♪(^^)v
感動しました。

しかし、なんか普通の手順=王道の手順は違和感があります。
作業を分析すると・・・
1)1度削る前のログをセットする。
2)ログ間を平行にするためラフスクライブして1度ログを降ろす。
3)ラフカットして再セット。
4)平行になったところでファイナルスクライブ。
5)もう一度ログを降ろしてファイナルカット。
6)3度目のログのセットでようやく完成。
1~3のログを平行にするのが目的の作業は、載せる前に計測計算する事でキャンセル出来るのではないかと考えました。
しかし、王道を打ち破る工程なので上手く行くかどうかは判りません。
一流のビルダーでもこの王道で作業しているみたいです。
なにか意味があるのでしょう。
しかし1度やってみたくなりましたので、次のシルログで試します!
1~3の工程がキャンセルできれば、作業時間が大幅に短縮されますので試す価値はあります!
結果はまたいつか大雨の降った夜にでも(^^)