1週間位通いつめたある朝のこと、子猫が3匹しか居ない!
「あれ?どっかで遊んでっかな?」呼んでみた。
いつもは小生の声を聞くと全員小屋から飛び出してくる。
しかし、どんなに探しても2匹が居ない・・・
「やられたか・・・?狐、いやトンビ、それとも誰かに拾われたか?いや車に轢かれ・・・まさか」
色々な憶測がよぎる・・・
とにかく3匹しか居ない。まずはご飯を与える、が親猫も居ない。

夜になってもう一度来てみるも、やはり3匹しかいない。
「達者でやってればいいけど・・・」
明日は雪だ、もう貰い手を捜した方が良さそうだと判断し、近隣へお願いしに行く事にした。
しかし、小生は明日から道南に行かなければならない。
そこで嫁が3匹の子猫を抱え、近所を聞きまわる役になった。
貰い手はあっさり見つかったらしい。
3匹のうち2匹はメス猫。おとなしい性格も手伝って、実家に法事で帰郷していた家族二組にそれぞれ貰われていった。
ちょっと寂しい・・・仕方ない!
結局1匹残った猛烈に元気のいいやつ↓



それにしても居なくなった2匹の行方が気になります。
毎日暇を見ては猫缶もって探しては見たものの未だ見つからず。

居候の貰い手はなかなか見つからない・・・情がうつりそうだ。いやもうすでに・・・
最後の望みだった貰い手候補からも「やっぱり無理ですた」との報告で、うちで飼う事になってしまいました。
ならば名前でも付けるべと考え出し、背中の模様が秋の麦畑のように綺麗な柄であると言うこと、元気に病気しないで育てと言うことで「むぎ」と命名しました。

すくすくと育っています。





しかしこの後、行方不明だった2匹の消息がわかります。

ある日近所のおばちゃんが「あの林の向こうの農家さんの納屋で生まれた子猫が居るそうだけど、聞いたことあるかい?」
小生「いや、聞いたことねぇです」
おばちゃん「もしかすっと同じ猫だったら、居なくなったっつう2匹が納屋に帰ってるかもしれないよ」
小生「まじでじま?」とは言いませんでした「ホントっすか!行って見ます」
と言うわけで見に行ってみたところ、そこにはあの毎日探していたあの2匹が仲良く暮らしていました。
しかももう1匹居て、実は6匹兄弟だった事も判明。
農家さんの話によると、秋に生まれたんだそうで、1ヵ月くらい前に子っこ5匹つれて親猫が居なくなったんだそうです。
しかもその親猫は農家さんの飼い猫ではなく、いつしか勝手に納屋に住み着いてネズミを獲って暮らしていたそうです。
しかし、そこの奥さんは居なくなった残り3匹の行方を心配していたそうで、2匹は貰い手が見つかり、もう1匹はうちに居ることを伝えると安心していたようでした。
結局子猫3匹と親猫はその農家さんで飼う事になり、みんな無事だったと言うなんともハッピーエンドな結末になりました♪


バケツねこ