明日から寒くなると言う11月の某日・・・
現場で「さて、基礎ズリのレベルでものんびり出すか」などと思っていたら「みぃみぃ」と子猫の声。
「あれ?どこだ?」とキョロキョロすると発電機の陰から5匹の子猫がこっちに向かって猛突進してくる!と言っても子猫なので遅いんだけど・・・
後ろに親猫らしき姿も。不思議なくらいなついて来る5匹。
「どしたんだぁ、おめぇたつ」野良猫予備軍なのだろうか、それともどこかの飼い猫の子っこかな。
「おめぇ親猫かぁ?」と声を掛けると大人猫は逃げてしまった。
「すっかたねぇなぁ、悪いことしねば、そこらへんにいろ」
子猫は言葉を理解したようにそこら辺にしばらく居た。
しばらくすると親猫が呼びにきて3匹は親元に帰っていった。
しかし2匹がそれに気づかないようだった。
小生は2匹を親猫に戻すべく、抱えて住処としている廃屋の方へ連れて行った。
半野良なのか、バリバリの野良猫とはやはり様子が違う。
親猫は子供を返してくれた人間と思ったのか、それから小生を恐れるそぶりをやめた。
それにしてもめんこい♪

腹も空かしてるようだが、飯を与えると言うことは色々なリスクがある。
もし野良なら飼わなくてはならなくなる。
しかしなまら腹が減ってるのは手に取るように解る。
少し弱っているヤツも居る。
つぶらな瞳と、なつっこい態度、明日から寒気が来る・・・
「このまんまだと死んでしまうんでねぇべか、滋養をつけんと!」
気づけばMyトラックはホーマックの駐車場に居た(^^;
スナック系と缶詰数缶を購入し、現場に戻る。
途中「もしアイツらが居ねくても、探さんぞ、そうだそれがええ」
しかし、幸運?にもアイツらは待っていた?
小生は飯をガッツリ置いて、その場を去った。
しかし、この寒さでは心配だ。
とりあえずダンボール箱を加工して新聞を敷き、ヤツらに与えてみた。
すぐに中へ入る5匹+親
これで今夜はしのげるだろうと一安心♪
さて次の朝早く、心配で見に行ってしまった。
するとダンボールから出てくる出てくる全員無事だった。
気温はマイナス7℃。
腹も空かしている、家に帰ったような様子もない。
「やっぱし野良かなぁ」
しかし我が家では6匹も飼えない。先住の猫もいるし。
今夜はもっと冷え込むらしい。
「さぶいべなぁ、よっしゃ!おっちゃんに任しとけ!」
と言うわけで基礎レベル出しはちょっと延期となり、猫のあったか寝ぐら計画に変更した。
余ったOSBなどで犬小屋を長手に伸ばした形に作り、出入り口は小さめに作った。
近隣の狐や狸、アライグマや猛禽類対策である。
中は発泡スチロールで断熱、屋根の防水も簡易的に施し、中を掃除できるように開閉式にした。
性懲りもなくまた飯を与え、数時間後小屋も完成し、今夜はあったかい夜になる♪
本人たちもすぐに自分たち専用だと気づいたようで、中で寝たり、出たり入ったりしている。よかった♪

「さて、これからこいつらの出所調査をしねばなんねぇ」
近隣の方々に聞いて回ってはみたが、なぜか情報は得られず。
親猫の特徴を説明しても、みなさん「わがんね。しらねぇなぁ」と・・・
この辺りの猫じゃないのかも?でもどっからきた?
こうしてしばらく猫缶持っての朝夕通い妻生活が始まりました。