小生は富良野で風力発電してる人にお目に掛かった事はありません。
それもそのはず、富良野は年間を通して風が吹きません。
しかし、ここ札幌では風がいつも吹いていて風力発電にはピッタリの土地柄ではないでしょうか。
今の所、新天地での電力は北電をあてにしていますが、少しでも節約するために発電はやってみたい。
そこでまず手ごろな風力発電に挑戦!
発電モーター以降の設備は水力とも兼用できるし、札幌の風を利用して発電のノウハウとデータ取りを行うべく、風車の制作に取り掛かった。
きっと富良野ではまったく役に立たないだろうけど、冬の暖かい日には多少の風は吹くので、補助くらいにはなるかも知れない。
目標は3枚羽で、あの馬鹿でかい白い風車と同じような形にする。

一般的にDIY風車だと2枚羽のようだが、トルクを稼ぐため設計は3枚にした。
このプロペラ、飛行機や扇風機、換気扇の構造とはまったく違う。
付け根が15度、先端が2度のねじれが必要で、軽くて丈夫で加工しやすい材料が理想的。
羽の翼断面は飛行機の翼と同じ原理で、回転することにより揚力が発生し、回転方向への推進力が増す。
結果、揚力の無い翼よりもトルクや回転数の効率が良くなる。
材料はツーバイ建築で使う「木」を選択した。
これを削りだして形を作るのだが、問題は3枚とも同じ物が作れるのかがカギだ。
回転物にはもちろん中心があり、車のタイヤで言うホイールバランスと同じ事で、芯が出ていなければ回転にムラとムリが生じ、ムダも出る。
良く回る羽根を作れたとしても、今度は強風対策が必要になる。
考えるだけでワクワクしてきた♪早速設計図を描いた。
木も買ってきて空いてる時間にチマチマ削りだした。なんか楽しい♪
目標発電量は300w/hでバッテリー蓄電式の24Vダイナモ発電。
励磁電圧は自転車の発電機で回転を検地し、昇圧して励磁させ、回り始めのトルク負担を軽減してやる。
ICレギュレータと余剰電力にダミーロードを付けて過電圧電流保護。
最終的にはAC矩形波インバータで100vを作り出す。
この冬はそんな発電装置を作ってやろうと考えていたが、引越しの準備をしなければならず、いつになることやら羽は荒削りでストップ。
なかなか思うようには行かないね。