お水と言ってもキャバ嬢のことではない。

「水」にあえて「お」を付けなくてはならない事になった。

我が家にやってきたパワーショベル君のおかげで着々と土地が平らになり、ついに基礎の掘削工事が始まった頃に事件は起きた。

基礎を作るには水が要るし、道具や機械を洗ったりするのにも必要だ。

買った土地は目の前に隣接する市道に上水道管が走っている。

土地購入時は減圧弁を付けての給水が可能だと言う事を確認していた。

うかつだった・・・それは不動産屋の自己判断だった。

たしかに給水は可能なのだが、設備投資レベルが話と違っていた。

減圧弁はもちろんだが、低圧弁+受水槽+薬注装置などビル並みの設備を全額負担で揃えてからじゃないと給水してくれない。

と言うのもこの送水管、1日に2回しか送水しないと言う本管なのだ。

圧力も8~10kg/fと一般の減圧弁じゃ耐えられない(要工業用)

しかも法令により市の指定業者じゃないと工事は出来ない。

そこで早速概算見積もりを取った。

工事費は安くても300万強・・・。笑った(^^;

なまら笑った。そして怒りがこみ上げた。

「水がねぇ~~!!!暮らせねぇ~~!!」

給水工事に関しての市の助成金等は一切ないとの事だ。

土地の裏に一級河川が流れているが、とても飲める代物ではない。

ろ過した所でろ材代の下敷きになるだろう。

井戸掘るったって、1mで15,000円くらい掛かる。

なんぼ掘ったら出るのかさえも解らないし、そんな金はねぇ。

「てめぇで掘るべ!!掘るしかねえべさ!」

まったくやった事のない井戸掘りに挑戦だ。

色々調べること、勉強することが山盛りだ。

基礎はとりあえず休工事となってしまった。