こんばんは。
『すべてはあなたの心のままに』(ディスカヴァー社)
よりお送りいたします。
『私だけを見て!』という想いが生み出すもの
あなたが幼かった頃のことを少し思い出してみましょう?
どんな子供時代だったでしょうか?
親の愛情を十分に感じていたと思いますか?
親が忙しくてあまり甘えられなかった。弟や妹が生まれて寂しい思いをした…。
そんなことを思い出すかもしれませんね。
中には『私だけを見て!』作戦を実行した人もいるのではないでしょうか?
子供は、親の愛を独り占めにしたいと思うもの。
親の関心が自分にないと感じたら、あの手この手で自分だけに注目をさせようとします。
まずは、いい子になります。親の役に立とうとしたり、褒められるような
ことをしたり。
それでも関心が得られないと、今度は悪い子になります。
怒られても無視されるよりはマシなのです。
わざと反抗したり、不登校になったり、兄弟をいじめたりすることも。
もしくは喘息や拒食症などの病気になって自分に注目してもらおうとすることまであります。
無意識のうちに親の関心を得られるようなことをするわけです。
それほど親の愛の獲得は重要なこと。
それでも十分でなければ、今度は親以外の人の注目を集めようとします。
友達や先生、恋人、上司…。
そういう人たちの関心を引こうと、一生懸命頑張る。
その結果、『私だけを見て!』作戦は成功したかのように見える時もあります。
でもいくら親以外の人に褒められても。
いくら必要とされても。
心のどこかに私は愛されていないという欠乏感、自己否定感があるので、愛情や賞賛の言葉を素直に受け取れません。
愛されていないという思い込みに合うように事実を捻じ曲げて受け取ってしまうのです。
パートナーが優しい言葉をかけてくれても、それを疑い。
上司が褒めてくれても、それを否定的に受け取る。
そんなことをしていると問題が起こってしまうのは当たり前ですよね。
でも自分では気づかないのです。
同じような問題ばかり起こる時は、もしかしたら私は愛されていないと思ってしまっているのかもしれません。
それは愛を求めながらも周りの人から素直に愛を受け取れていないということなのです。
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