こんばんは、hataです。
前回の記事でお伝えいたしました通り、今回の記事はこの秋の営業スタイルの大きな変更についてのお知らせでございます。
■コロナウィルス感染拡大を重く受け止めまして、9月の営業も中止、10月以降は未定とさせていただきます。
営業縮小については、タイトルからすでに見えてしまっていたと思いますが、営業休止はびっくりネタになりますでしょうか? (◎_◎;)えっ!
ちなみに感染したわけではないので、ご心配なく。2人とも元気です!
「この秋はこうさせていただきます」というお知らせだけでも充分なのかな~、と悩んだのですが、上記のお知らせだけだとあんまりにも簡潔すぎて、再オープンを楽しみにしていただいているお客さまにそっけないだけでなく、「ずいぶん大げさな決断だなあ」「何か別の理由があるのではないか(廃業へ向かっているとか)」という誤解や憶測を生んでしまうといけないので、ちょっと長くはなると思いますが、私たちの内情も含め、休業延長を選んだ理由を下に書かせていただきます。
いつもの楽しい話題ではございませんので、特にご興味ない方は読み飛ばしていただいて大丈夫です。
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みなさまご承知でいらっしゃいますとおり、コロナデルタ株の急速な感染拡大により、すべての医療のみならず、商業もまた難しい判断を迫られている状況です。販売業を営んでおります当店もまた、この状況を踏まえまして「では自分たちはどうするのか?」を決めなければならない時期が参りました。夏季休業が終わってしまうので。
シンプルにいえば、「普通に営業するべきなのか」「しないべきなのか」で悩んでいた次第です。現状で言えば、国や県から何かしらの制限がかかっているわけではないので営業することに差支えはないのですが・・・・・「べき」の内容を自分たちで考えなければならないわけでして。
いろいろと書き連ねますが、私も妻のnamiさんも決して「超ナーバス」だったり「パラノイア」じみた気質はないということだけ、お読みいただく皆さまにはご留意いただければ幸いです。
うちにとっての「無視できない事実であろう事柄」と「まず事実と考えて差し支えないだろう」事柄を、いくつか項目ごとに分けてみました。
A.デルタ株について
・去年広がったコロナ株よりも極端に感染力が高いらしい。
・重症化はもちろんだが、中等症レベルでも医療機関のお世話にならないと危ないかも。
・ワクチンはあくまで発症を抑えたり、重症化を防ぐためのものであって、打っていれば感染しないというわけではない。
B.社会的なこと
・都会に比べて大病院自体が少なく、コロナ対応できる医療機関のゆとりはない。
・緊急事態宣言をはじめ、店頭での注意書きやコロナ感染対策への認識に個人差があるみたい。
上記A、Bにつきましては、すべて完璧な事実ではないかもしれませんが、少なくとも我々が多種情報を得る中で認識していることです。これだけ取っても「仕事やりづらいなあ」という部分が出ております。
併せて、我々自身の条件や状況も書き出してみました。
C.リーフハウスという店について
・夫婦2人きりでやっている(万が一の時に代わる人員がいない)小さな店である。
・食品や医薬品のように、生存にまで関わるほど重要な商品を扱っているわけではない。
・正直今年は厳しかったが、「この秋の営業を控えると破滅してしまう」というほどではない。
・春に比べて、秋はもともと商品の種類や取り扱い数も少なく、パンジー・ビオラ・ディッキア以外「ぜひ当店でこれを!」というおすすめ品も限られている。
D.私とnamiさんについて
・残念ながら、私たちのワクチンの接種が1回目が9月半ば、2回目は10月半ばで、効果が出るのが2回目接種から10日ぐらいはかかるらことを踏まえると、10月末まではウィルスに対して無防備のまま。
・自分たちはもちろん、お客さまの安全確保(感染防止)が重要な課題だと思っている。あたりまえか。
以上のA~D(もちろん他にも細かいことも含め)すべてを真っ向から見つめて熟考してみたわけでございます。
結果、「予定していた9月半ばの再オープンは思い切ってやめよう」という結論に至りました。
もちろん商店主としては、なにか自粛制限がかかっているわけでもないのに、自ら自粛休業するというのは、決心した今でもかなりビビってしまうというのが本音です。収入が激減・・・・・(ノД`)・゜・。。
ただ、通常営業をするメリット(収入が得られる)と、休業するメリット(自分たちもお客さまも安全)をはかりにかけて、自分たちの本音も加えてみたところ、後者のほうが重かったということです。
お買い物を楽しみにしてくださっていたお客さまには、上記の個人的な理由も入ったうえでの決定となりますため、誠に心苦しく申し訳なく思っておりますが、コロナがこのレベルになってくると、当店は不特定多数のお客さまの受け皿がご用意できそうにない、万が一があったときに我々もお客さまも後悔しないように、と考えると、商売を控えるのが一番ではないかと。
繰り返しますが、コロナ禍のストレスでなにやら思い詰めてしまったわけではなく、もともと「本当の意味での商業主義」とは何かを探しながらやってきた10年間でしたので、コロナという課題にも真剣に向き合ってみようと思った次第です。誠に勝手な休業延長となりますが、小さな個人店の、個人的な判断だということで、どうかご理解とお許しをいただけましたら幸甚です。
※ちなみに、あくまで当店の事情のお話です。通常営業の継続を選ばれる他の業者さまや、ご旅行やお出かけを楽しんでいらっしゃる皆さまへの批判ではないという点もご留意いただきますようお願いいたします。最初に書きました通り、今は個人個人の判断となりますので。
以上が9月の休業のお知らせと理由でございます。長くなっちゃった(´▽`)
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では、その先はどうするのか? とりあえず、直近の10月については?
○安全のために屋内売り場とトイレは封鎖するので、アーティフィシャル・フラワーと雑貨の販売は中止。
○商品説明が必要になりがちなディッキアの店頭販売もたぶん中止。
○「お庭のご見学」もご遠慮いただくために、園路は封鎖いたします。
ただ、秋のメインイベントとして、10月半ばの「アンティーク系ビオラ」の販売がございまして、それだけはこの状況下でも、なんとかしてできないものかと。毎年、楽しみにしてくださっているお客さまが多いので(´▽`)
ビオラは、特に説明もいらない単純な商品(接客不要)なうえ、選ぶのが簡単(お買い物の時間短縮)な品ですので、現在、可能な限りの安全を主とした「半・無人販売」的なスタイルをご用意できないものかと、知恵を絞って検討しております。サッとお立ち寄りいただいて、広めの屋外売り場で、シンプルな商品群をサッと見て、私たちとほぼ接触することなくサッとお会計していただいて、無事にお帰りいただく感じヽ(^。^)ノ。
まあ、コロナの深刻度が刻一刻と変化しているうえ、私たちの2回目のワクチン接種とドンピシャのタイミング(高熱を出してしまうかも)、さらに生産者が今年も栽培に成功しているかどうかまだわからないので、けっきょく中止になってしまうかもしれませんが・・・・・・こちらは状況を見て、10月に入ったら、またお知らせさせていただきます。
過去最長と言えるお知らせ記事になってしまいました(◎_◎;)。
ここまで頑張ってお読みくださった皆さま、ありがとうございました&お疲れさまでした!(^_-)-☆
なんと、さらに余談が続くので、まだお暇だったら下記もどうぞ。当店の内情でございます。
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思い切ったコロナ自粛休業を選ぶことで、実は、別の仕事ができるようになったりします。
この10年間、店頭業務が忙しすぎて、どうしても本気で取り掛かれなかった「生産業」です。
おなじみのお客さまはご存じでいらっしゃいますとおり、当店はこれまでにも、数種類の植物苗の自家生産をやってまいりました。

ご存知、ディッキア。私担当。手がけてから7年・・・・・・

今や、数万円のコレクター向けの希少品から、数百円の一般向け流通品まで・・・・・・

ずらっと(´▽`)。関東はもちろん全国的にもごく稀な、普通の園芸専門店+国産ディッキアの専門店になりました。あんまり宣伝していないので、知られてないですけどね。

センペルビヴムは、namiさん担当。コツコツと増やしに増やして、今は絶対に在庫切れにならないという量販可能+格安の店に。

来春からは、市場への出荷も始めます。

たま~にご紹介してきた、裏の在庫置き場は、今は草花や低木類の生産所に。

昨年、さらに拡張。

生産農家とはとても呼べない規模&狭さですが、いろいろと作っております。

庭でも鉢でも使い勝手の良い、ハツユキカズラとツルマサキ。今年頑張って増やしたので、来年からもう仕入れはしないですむ感じ。出来映えも市場物よりモリモリとしてお買い得と思います。

ロニセラ・バゲッセンス・ゴールドは、当店ではすでに定番の品。お庭の骨格として頼れる低木です。
ほかにも、シモツケ・ゴールドフレームなどのカラーリーフ低木、ペンステモンなどの宿根草、アメリカアジサイ・アナベルやヤマアジサイなど仕入れてしまうとちょっと高い物、ワイルドオーツのような特殊商品、今年からは盆栽などもご好評いただいております。自家生産なので、那須の環境に慣れている強い株を、仕入れ品よりもお安くご提供できています。
つまり・・・・・まだ実は、できることが山ほどあるということでして。

出回りの少ないソリダゴ・ファイヤーワークス。

今は色が醒めてますが、白肌のツメレンゲ。namiさんがたった一株から増やしているもの。

レア品種、銅葉ポプラ・パープルタワー。一昨年挿し木にチャレンジして、ようやく安定してきました。もうひと冬だけ様子を見て、来春元気そうだったら販売します。

すでに生産可能だったのに、毎年できずにいたルー。namiさんがよりしっかり育つ方法にチャレンジ。
技術はある。知識もある。やる気もある。
今までも、各種オーナメンタルグラス類、ハオルチアやアガベなどの多肉植物など、業界でブームになったちょっと高額かつ珍しい品々も、ちゃんと自家生産できていた。
ただ、設備がない。人手が足りない。時間がない。だから、すぐにやめてしまった。
そう・・・・せめて時間さえあれば、もっともっとできるのに! 続けられるのに! そして、やればやるほど、お客さまにも私たちにも、嬉しい商品がそろうのに! もっと骨太で、不況だろうが異常気象だろうがコロナだろうが簡単には経営が揺るがない、本当に強い店になれるのに!
そんな歯がゆい思いを抱えてきた数年間でした。
そして、コロナ。なんと、思い切って自粛休業さえすれば、時間ができる。
将来を考えて、生産業にシフトしていくには、良いきっかけではないかと。
もちろん、大きな生産農家になろうというのではないけれど、自分の店で販売する分&少し市場へ出荷できる分くらいは、もう作っていけるはず。

しかも、庭がある。

日向エリア、日陰エリア、乾燥エリア、湿り気エリアがあり、そこに生産用の親株を植えていけばよいではないか。
たまたまガーデニング・ブームの後期(お庭巡りブーム)のころにオープンしてしまったため、「見せるため」「魅せるため」の庭づくりをしてきた当店ですが、時代が変わり、気候が変わり、お客さまの好みも変化して、私たちも歳を取り・・・・・・ちょっと気を抜くと荒れてしまうことも増え、複雑な庭(見たこともない植物があれやこれや植えられている)であることがかえって評価されないこともある現状では、このまま無理に維持をするよりも、時代とニーズに合わせてデザインと意義を変えていくべきだと思ってはおりました。
そこへ、コロナ。どのみちご見学はお控えいただかなければならない、逆を言えば、しばらくは誰にも見せなくても良い状況が来たわけでして。
これを機に、庭のデザインを、あっちゃこっちや変更・・・・・「生産業」に結びつく植物(しかも頑丈なものが多い)をメインにした植栽にどんどん植え替えていければ良いなあと。
スッキリしてくれば、またリフレッシュできて、管理も楽で、私たちも元気に庭仕事ができるようにも思います。

たとえば、ここ。これは過去の写真ですが・・・・・

これが、現在。2本あったギンドロのうち、左は街路樹のようにいったんブツ切り。写真中央部のほうは株元までバッサリと切り倒しました。
樹形があまりにも乱れていただけでなく、うちでは挿し木生産がどうにもうまくいかないので、デザイン的にはいったんサヨナラ。ただ、枯らしてしまったわけではなく、株元のシュートからまた育てます。
いきなりすべてをリニューアル、一から作り直したりはしませんが、こうした思い切りったテコ入れを庭全体にやってみて、この秋~冬のうちに、次の時代に向けたデザインへの足掛かりにしたいと思っています。
また、裏の生産所ももっともっと便利に、作業がしやすいように!
自分たちの未来が大きく変わっていくかもしれないので、重要な秋休みになりそうです。
ではでは、余談もこれでおしまい。
あらためて、長期休業となりまして本当に申し訳ございません。そんなこんなの理由でお休みをいただいちゃいます!
皆さま、どうかどうか、お体に気をつけて、安全な夏をお過ごしくださいませ。
コロナがなんとか落ち着いて、10月にまたお会いできる状況になりますように。(´▽`)。
※ブログはしばらく間を開けますが、また9月に更新できるかと思います。