働いているという実感 | タコ部屋生活からみえる人間模様

働いているという実感

ガラ出しの作業は単純だったが、背の高い俺は狭い足場内を中腰になりながら動き回る事が大変だった。
真冬なのに汗だくになり必死で働いた。
回りの人も最初は「おい」「お前」と呼んでいたが夕方頃には名前で呼んでくれるようになった。
俺はマンションの屋上から工事用エレベーターで下に降りる時、夕日をみてなんか久しぶりに働いた事に満足した気持ちになった。
こうして現場デビュー1日目はあっという間に終わった。