ランドセルメーカーが企画した、「タイムレター」のことを昨夜のテレビで知った。
ランドセルを買った時、手紙を書いてこのメーカーに預ければ、
我が子が3年生になったときに届けてくれるという粋なサービスだ。
ところが紹介されたのは、津波でおかあさんを亡くした3年生の女の子。
特別な事情なので郵便ではなく、メーカーのかたが直接届けに来られた。
おかあさんの形見として、見つけた筆箱のなかにあった髪をとめるゴムの輪を
風呂に入るときも身につけているというのぞみちゃん。
手紙を読んでとても嬉しそうだった。
封筒にはのぞみちゃんだけでなく、姉に宛てた手紙を入っていた。
おかあさんは自分の身に起こることを予期していたのかも知れない。
遺書が残せたことは亡くなったおかあさんにとっても、残された娘さんにとっても、
大きな救いに違いない。