確かに、
自由主義には
自由主義の「良さ」があり、
社会主義にはまたそれなりの
「良さ」があるだろう。
と同時に、
それらのものが権力を有し
体制化されるとき、
そこに常に絶対化への危険が
ひそむものであることは、
戦争の歴史がこれを証明している。
したがって、軍事力を必要とする
政治体制は、
すでにその過程で絶対化への歩みを
はじめていると見ていいのである。
現在の佐藤自民党政府の政治路線を
そのようなものとしてとらえるとき、
そのような政治体制に対して
「否」を言い、
それを拒否することは、
むしろ世の光としての教会の
務めではないだろうか。