連帯保証に気をつけろ | あなたはまだ、不必要な借金返済に苦しみ続けますか。

連帯保証に気をつけろ

最近の例で深刻なのが「連帯保証人」についての問題があります。

親友や、親族や、取引先や、勤務先の社長などから、「形だけだから」とか「絶対に迷惑は掛けない」からと言って、契約書に署名捺印させられてしまうというケースが多いようです。

「連帯保証人」には、絶対なってはいけません。

そんなことは当たり前ですが、よく解らずに、軽い気持ちでサインしてしまうと後で大変なことになります。

「連帯保証人」はただの「保証人」とはわけがちがうのです。この「連帯保証人」には、催告抗弁権と検索抗弁権がありません。つまり、債権者に対して「借りた本人から先に回収して欲しいとか、借りた本人の財産を先に抑えて欲しい」などと要求する権利もなく、債務の全額を保証するという、奴隷のような契約です。

つまり「保証人」ではなく、「債務者」と同等で、これを「連帯に保証人」と付けて「債務者」と同等であることを言葉のうえで、ごまかしている、非常に卑怯な卑劣な手法なのです。

「連帯保証人」でなく、「連帯債務者」と書き換えるべきで、債務者が返済を怠った場合、直ちに「全額保証し、その際一切の抗弁が出来ない」とはっきり説明しなければなりません。それなら「署名」しないという人がほとんどだと思います。まったくふざけた制度です。

この「連帯保証」制度は日本特有のものでだそうで、「連帯保証のカネは返すな」(アスコム社刊)のなかで著者の八木宏之氏も嘆いています。欧米には無い恥ずべき制度なので、即刻廃止すべきなのですが、なかなか無くなりそうにありません。

借金のほか、会社へ勤める際も、賃貸で部屋を借りる際にも、「連帯保証人」を出せと言われます。

彼らには、本人を面接して審査する能力が無いのです。実に嘆かわしいことです。


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