重賞  農林水産大臣賞典
第18回クラスターカップ(JpnⅢ) 結果
『第18回クラスターカップ(JpnⅢ)』は地方の星ラブミーチャンが優勝!
2年前3着の雪辱を果たし、最強スプリンターへ視界良好!!


 8月14日(水)、盛岡ダート1,200mを舞台に『第18回クラスターカップ(JpnⅢ)』が行われ、鮮やかな好位抜け出しを決めて快勝。JRA勢の追撃を封じ、2年前3着の雪辱を見事果たしました。

 レースは枠差を利してドスライスが逃げ、2番手にタイセイレジェンド。1番人気ラブミーチャンは絶好のスタートを切りましたが、内の2頭が先手を主張したため3番手外に控えました。前半3ハロン34秒5はこのメンバーでは平均ペース。4コーナー手前でタイセイレジェンドが先頭に立ち、その外からラブミーチャンが馬体を併せてラスト200mで交わし、内で巻き返しを図るタイセイレジェンド、伸びてきたノーザンリバー、スノードラゴンの追撃を封じ、通算5つ目のダートグレード制覇を果たしました。

 ラブミーチャンは一昨年「クラスターカップ」へ参戦してドスライスの3着に敗れましたが、年を重ねるごとに着実に成長。「習志野きらっとスプリント」3連覇の偉業を成し遂げて、今回の「クラスターカップ」へ臨みました。
 オーナーのDr.コパさんこと、小林祥晃さんは「2年前の震災後、ラブミーチャンがここに来たいと言っていたので連れてきましたが、調子もひと息で3着でした。今年で引退をさせる予定ですが、やり残したのはクラスターカップを勝つこと。あの時の約束を果たせてホッとしました。今から引退のことを考えるだけで非常にさびしい。ですが、ラブミーチャンは神から授かった馬ですから、最後までキッチリいい競馬をしてほしいですね。」とコメント。

 次走予定は「東京盃」。2連覇を飾り、2つ目のGⅠ「JBCスプリント」制覇を目指します。地方の星ラブミーチャンの今後にも期待が集まります。


■ 勝利騎手コメント 戸崎圭太 騎手
「行けたら逃げてもいいと思っていましたが、外枠でしたし、行く馬がいたので3番手に控えました。道中はリズムを崩さないよう心がけ、ゴールでもしっかり伸びるように乗りました。ラブミーチャンはスピードがあって競馬も上手なので自信を持ってレースができました。」
  

平成25年8月14日付
岩手県競馬組合プレスリリース