月曜日、盛岡競馬場ではちょっと遅めの3歳クラシック第2弾の「不来方(こずかた)賞」が行われました。エース格のベストマイヒーローが脚部不安で休養(おそらく年内いっぱい)する模様となり、混戦が予想されましたが、終わってみれば南関東から帰ってきたカミノヌヴォーが圧勝。激しい競馬で知られる南関東のC級で揉まれた経験が活きました。3着には、岩手のC級を勝ち上がってきたニシノエックスが入りました。来月のダービーグランプリで他地区からどんな強豪が来るか、まだわかりませんが、地元岩手勢もベストマイヒーローこそ不在ですが、是非地元の意地を見せて欲しいものです。 


 もうすぐ10月が終わります。震災の影響で長期開催となった盛岡での競馬も、今シーズンあと1ヶ月強となりました。同時に水沢の復活開催も徐々に近づいてきました。11月の盛岡は重賞レースが目白押し。11/6はステイヤーナンバーワン決定戦・伝統の「北上川大賞典」、11/13は2歳ダートナンバーワン決定戦の「南部駒賞」、そして11/21は3歳3冠最終戦にして地方全国交流の「ダービーグランプリ」と3週連続で行われます。どのクラスでも見どころ満載の岩手競馬ですので、是非皆さん、100円からでいいので馬券を買って競馬を愉しんでください。 

<今回見つけた上昇C級馬> 
ホッコーハルマ(牡3 盛岡・櫻田浩三厩舎) 
→10/23・8Rで豪快な勝ちっぷりを見せてくれた。時計も優秀で、1400mを良馬場で1分26秒7。某トラックマンをして「現C級の中では一番強いと思うよ」と言わしめた1頭。今後の成長が楽しみだ。 

ブライティアアネル(牝3 盛岡・熊谷昇厩舎) 
→10/24・3Rで勝利。骨っぽいC1戦を突破できるかどうか。 

セイントフェアリー(牝3 水沢・鈴木七郎厩舎) 
→10/24・6Rで勝利。時計的にまだまだだが、岩手生え抜きの1頭として応援したい。デビュー当初は認定も取れず、苦しいレースが続いたが、今年に入り、堅実な走りで徐々に力をつけてきた。